2013年2月28日

人影のない広場に妖怪あらわる!?

寒い冬の日、県民の森の広場にはまったく人影がなくなる時があります。


そんな時こそ姿を現すのが… ヌエ(鵺)です!



昨日ついにその姿をとらえました!
下の画像に写っていますが、分かりますか?

ヌエといっても、妖怪ではありません。
妖怪ヌエの名前の由来となった元祖ヌエ、トラツグミという鳥です。


少し拡大してみましょう。


分かりましたか?
画像の中心に写っています。


 さらに拡大すると…

トラのような(?)模様のある鳥がいるのが分かりますね!



鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれるトラツグミは、夜中や明け方にヒュ~、ヒュ~と口笛に似た声で鳴きます。

そのため気味悪がられて、同じ声で鳴くとされる妖怪にヌエという名前が与えられたそうですが、実際の声の主はボ~ッとした姿がなんともかわいい鳥です。


ただ臆病なため、なかなか姿を見せてくれません。
いつも茂みの近くにいて、ちょっとした物音や気配でササっと隠れてしまいます。

運良く姿を見つけても、近寄るとすぐに逃げてしまうので、普通のカメラでは小さくしか写せないんですね~…どこに写っているか分からないくらい(泣)


頑張ってもこれが限界!



人のいない時にこそ見られるものがある。

そんなちょっとうれしい気分にさせてくれる鳥、トラツグミでした。


一年中、森にいる留鳥ですが、実際に見るには人の少ない冬がベストシーズンかも?


2013年2月27日

森の素材で、小さなおひな様づくり

来週はもう3月ですね。
3月3日は、女の子達が楽しみにしているひな祭り。

県民の森でもひな飾りを作ろう!ということで日曜日に「森のおひなさまづくり」を開催しました。





今日の材料は、森でおなじみのドングリ・松ぼっくり・フウの実・ノイバラの実にアジサイと…14種類。それぞれの実の形や特徴を生かして、おひなさまづくりのスタート!



顔や体のパーツはどんぐり、アジサイの花びらは扇子に…
グルーガンを使い、どんどん組み立てていきます。







みなさん作業に真剣な様子。
それぞれに工夫が見られ、私たちもアイデアをたくさん頂きました!


それでは、出来上がった森のおひなさまたちをご紹介☆



ムラサキシキブで目ができました!顔を木の実でつくるのも可愛いですね。



まとまっていて綺麗!おひなさまの髪飾りが素敵です。



おひな様が扇子で顔を隠すしぐさがよくできています。
お花の飾りもかわいい!



作品と一緒に!上手にできました~





おひなさまがウインクしてます♪



キラキラ☆お母さんと一緒に作った楽しいひな飾り!



家族で記念写真♪お家に飾ってね!


手のひらサイズのおひな様。
どれも個性がキラリとひかる、素敵な作品ばかりでした☆
どうぞ楽しいひな祭りを迎えてくださいね!

2013年2月18日

お風呂の時間に楽しい♪バスフィズづくり

土曜日の県民の森は吹雪…

先日、ブログで早春を紹介したばかりなのに。
うーん!寒い~!!

そんな冬に戻った先週末にぴったり!?のイベントは香りを楽しむバスフィズづくりでした。

バスフィズとは、泡がシュワシュワ出てくる入浴剤です。その泡の正体は、重曹とクエン酸の反応で出る二酸化炭素。
ソーダもこの方法で作られているものがありますね。口に入れられるもので作るので、体にも安心です。

今回はエッセンシャルオイルで香り+ハーブパウダーで色も付けました!




ヒノキ・ラベンダー・ゼラニウム・オレンジ・ティートリーの5種類のオイル。
お風呂に入ることを想像しながら香りを選んでもらいました。




ハーブはオレンジ、ハイビスカス、そしてラベンダーの花。

つくり方はとってもカンタン!
シャカシャカ、全部混ぜるだけ♪




小さなお子さんもお父さんと一緒に参加してくれましたよー




ラップにくるんで、固めます。




ぎゅっ、ぎゅっ。少しづつ固め、ラップをほどくと「和菓子みたい!」
オレンジで色を付けたものは、栗きんとんにそっくりでした。




出来上がり~♪
寒い夜は、お風呂で香りを楽しみながらゆっくりあったまってね!

2013年2月13日

早春


2月も立春をすぎ、暦の上では春を迎えました。
まだまだ雪のちらつく寒い日もありますが、園内では木々が少しづつ開花を迎えています。
みなさんにもその様子をご紹介しますね☆


 掲揚塔で花開いたのは、マンサク。



春の一番最初に「まず、咲く」ということからマンサクと名付けられたそうです。
黄色のリボンのような花びらが特徴的。可愛らしいですね。


そして、サザンカに遅れて咲くツバキ。


あさけの小道のヤブツバキが咲いていました。

この花の甘い蜜は、メジロたちの大好物!
今はサザンカの蜜を吸いに来ていますが、今度はツバキの花粉で顔が黄色くなったメジロの姿が見られそうですね☆



こちらはアセビの花。


花は小さな鈴が沢山付いているようでかわいい。
ふれあいの館と町道沿いで、開花を確認しました。



そして暖かい日差しの今日…
コウバイの花が開花しましたよー!


ウメの魅力は花だけでなく、その香りのよさ。
他のつぼみもふっくらしていたので、花が咲き揃う頃にはあたりが良い香りに包まれることでしょう。楽しみです。

少しづつ、春の戸が開いてきている様子。
今年も色んな植物の開花をブログでお知らせしていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!

2013年2月11日

里山に親しむ!きのこの菌打ち体験

県民の森の冬の恒例イベント、きのこの菌打ち体験。

 

今年も沢山の方にお集まり頂きました。

きのこの菌打ちといえば日本に残る里山文化の一つ。
古くから里山は木を切って薪や炭を作ったり、畑に入れる腐葉土を取ったりなど、日本人の生活になくてはならない場所でした。

しかし、今ではすっかりその生活がかわり、里山から離れてしまった私たち…

 

放置された里山では、ナラ枯れが問題になっていますね。
残念ながら、県民の森でもナラ枯れや松枯れの数が増えています。
せっかくの機会、まず皆さんに里山の現状をお話しました。

少しお勉強をしたあとは、森を若返らせる里山の整備体験!のつもりが…
昨日からの雪が残り、断念。
代わりに、それぞれに使うホダ木をノコギリで切ってもらいました!



ヘルメットがずれちゃった!笑


子供さんたちも一生懸命木を切ってくれました。
作業をしていると体がポカポカ。冷えた体があたたまります。

トラックに積み込んで、ふれあいの館に出発~!


さて、次はメインイベントのしいたけの菌打ち!

ドリルを使っての作業なので、安全にできるよう穴の開け方と、菌の打ち方のポイントを紹介。

男の子が見本のお手伝い☆


初めてドリルを使う方もみえましたが、みなさん上手に開けてみえました。

だいぶ慣れてきたね!


モリメイトさんもお手伝い!


しいたけの菌打ちが終わると、次のキノコは…


アカシデの木をつかって、ヒラタケの菌打ちです!
シデの木は硬いので、半分に切るのも一苦労…


おなじキノコでも、シイタケの打ち方と違うのでおもしろいですね。

ヒラタケも完成♪

今日の参加者の中には、「子供に苦手なキノコを好きになってもらいたくて」と話してくれたお母さんがみえました。
子供さんが苦労して切った木。キノコが生えてきたら、きっと喜んでくれるでしょうね。

今はスーパーで簡単に手に入るキノコですが、今日の菌打ち体験が子供さんの経験の一つとなり、キノコが好きになってくれたら嬉しいです。

上手にキノコが生えてきますように☆


2013年2月10日

冬におススメ!ミツロウでクリームづくり☆


この黄色のつぶつぶ、何だかご存知ですか?
ほのかに甘い香りがします。


じつは、これがミツロウ。
ミツバチの腹部から分泌され、巣をつくる材料に使われています。

ミツロウには保湿、防水、抗菌作用があり、巣や幼虫達を守る優れもの。
そんなミツロウの作用を活かして、2月3日に「ミツロウでクリームづくり」を開催しました。


今回のクリームはミツロウ+アーモンドオイルでシンプルに。





それぞれ好きなエッセンシャルオイルを入れてもらい、ミツロウクリームができあがりました☆

ミツロウは防水、保湿効果があるだけでなく、肌を柔らかくしてくれるといいます。
アーモンドオイルとエッセンシャルオイルの効果もプラスされ、万能なクリームとなりました!

手だけではなく、唇や足、腕などどこにでも使ってもらえますよー♪
是非ミツバチたちに感謝しながら、お肌に厳しい季節を快適に過ごして下さいね。