2013年8月23日

真夏のトンボ観察会

8月4日に開催されたトンボ観察会。

講師は「海蔵川探検隊うみくら」の川瀬先生です。
虫の中で一番飛ぶのが上手なトンボなだけに捕まえるのは大変だけど、頑張っていろんな種類を見てみよう!


まずは広場で赤とんぼの仲間を探します。



赤トンボのなかまは少なかったけど、シオカラトンボをゲット!


そのまま目的地のトンボ池を目指します。

トンボ池ではたくさんのトンボが飛び交っていました。
さあ、どんな種類が捕れるのか挑戦だ!

トンボが飛んでくるタイミングに合わせて網を「えいやぁっ!」

うまく捕れたかな?

池の上を飛び回っているだけでなく、まわりの草むらにもトンボはとまっていたりします。

よーく探してみると…

小さいけど、鮮やかな黄色がきれいなキイトトンボをゲット!

ギンヤンマの様な大きなトンボもぐるぐると池の上を旋回していますが、さすが大物、なかなか捕れません。

みんなで橋の上で待ち伏せ中。


そんなこんなで、どんなトンボたちが捕れたのか見てみよう。

今日採れた一番の大物、オニヤンマとコオニヤンマ。

黄色と黒の大きな体はよく似ていますが、見分けのポイントは目(複眼)のくっつき方。
奥のオニヤンマは目がくっついていますが、手前のコオニヤンマは目が離れています。
この写真で分かるかな?
この二種類、トンボの中では違うグループの仲間なんですが、「名前のせいでまぎらわしいですよね~」と川瀬先生も笑顔。
こうして並べて見比べるとよく分かりますね。


ふれあいの館に戻ったら、今日のトンボをまとめます。

今回捕れたのははちょっと少なめの5種類。他にもギンヤンマやコシアキトンボなど、見れたけど捕れなかったトンボもいました。

最後に、これからの季節、たくさん見ることができる赤とんぼの仲間について、川瀬先生からお話がありました。

昔は赤とんぼの代名詞だったアキアカネも、稲作のしかたの変化などが原因で、絶滅するのでは?といわれるまでに減ってしまっているのだとか。

今年の御在所山頂のアキアカネは例年よりも多いらしいので、このまま順調に増えていってくれればと願わずにはいられません。

9月には御在所山頂でマーキングされたトンボを県民の森で見つけるイベントも開催します。
トンボ捕りをするだけでも楽しいので、ぜひ皆さんご参加ください。

真夏の太陽の下で、トンボを追いかけて走りまわった参加者の皆さん、川瀬先生、ありがとうございました!