2012年2月11日

ツバキの油しぼりに挑戦!

彩りの少ない冬に県民の森を鮮やかにしてくれる数少ない花―ツバキ。

ツバキとはツバキ科ツバキ属の総称ですが、その中でも県民の森に多いのがヤブツバキです。

実はこのヤブツバキ、実からたくさんの油がとれるんです。
食用油はもちろん、整髪油として利用される高級な油なんですよ♪


夏の終わりから秋にかけて、昨年もたくさんのツバキの実が園内で落ちていました。
それなら、油をしぼってみなきゃ!

ということで、今週のイベントでツバキ油しぼりに挑戦してみました。



まずは園内でツバキの実を拾いに行きます。


落ちてすぐのころは探すまでもなく大量に落ちていたんですが、今はあまり落ちていない…^^;
ひょっとしてシカやイノシシが食べているのかな?


集めた実を砕いてすりつぶします。
一つの実からとれる油は少しなので、たくさんつぶさないといけません。
これがけっこう大変! でも家族で協力して頑張って!


すりつぶしたものをガーゼにつつんで、しばらく蒸したあとにしぼってみると…


出た~っ!!

金色の透き通った油がポタポタと!!


ツバキの実30個からとれる油はスプーン1杯だそうで、とても天ぷらを揚げる量は集められませんが(汗)、中には頑張って入れ物1.5本分しぼった家族もいました☆

とれる量は少ないけども、それも高級感があっていいのでは(?)

これで一回分…でも美しい!


道具を使わず、人力で油を搾りだすことができるというのが楽しいですね。
来年はもっとツバキの実がたくさんある時期に開催したい!