2013年7月4日

愛嬌たっぷり、かえる観察会

6月は雨の季節、元気になるのはカエルたち。
県民の森ではあちこちの水辺で木の枝にぶら下がる白い泡のかたまりを見られます。

そう、モリアオガエルの卵です。

そんなカエルたちの観察会が6月15日、県民の森で開かれました。


講師は世界カエル博物館の館長、ミカエル芝野さん。

名前もユニークですが、話もとっても面白い人です♪
生きものの多様性や絶滅のこと、カエルのことについてを紙芝居風のスライドで説明してくれました。


ミカエルさんが自分で撮ったモリアオガエルの産卵シーンの動画です。
生で見るのはやっぱりなかなか難しい~…


それじゃ実際に卵をさわってみよう♪

かわいているときはカサカサだけどと水に濡れるとプルプルに。全然感触が違うのにびっくり!

ぬらした卵をよく見ると、小さなオタマジャクシが動いているのが分かります。

それでは、実際にに産んである卵やオタマジャクシを見に行ってみよう!

少し雨が降っていますが、トンボ池に向かいます。

ちょっと大きくなったモリアオガエルのオタマを見ます。



コップにとってよく観察。
オタマのときには草食に適したおちょぼ口ですが、だんだんカエルに近づいてくると、肉食用の大きく開くカエルらしい口になっていくとのこと。

まだ足の生えている子はいないかな?


観察用のプールでたくさん産まれたオタマは池に放流してあげました。
「大きくなって帰ってきてね~」


側溝に産みつけられた卵は、そのままだと産まれたオタマが流れてしまうので、池の中の枝に移動させてあげました。

ふれあいの館に戻ってからも、普段なかなかじっくり見られない生きものの観察。
外来種のミシシッピアカミミガメとウシガエルがおなじく外来種のアメリカザリガニを襲って食べています。
けっこうどう猛に食らいついていくんですね…

ヒキガエルにも虫をエサとしてあげてみると…一瞬にして「バクンッ!!」
「すげー!!」「速い~!」と歓声があがります。

「カエルは目ん玉でエサをのどの奥に押し込むんやで」とミカエルさん。
確かにエサを口に含んだあとは必ずギュッと目をつむっていますね。


今回の参加者にはミカエルさんからのカエルグッズプレゼントもありました。
じゃんけん大会でゲットした賞品を手に記念写真!

いろいろ盛りだくさんなカエル観察会はこうして終了。
トンボ池に移動させたオタマや卵たちがこの後すくすく育ってくれるといいですね!