2014年11月5日

秋の薬草観察会

身近にある草木の薬効について学ぶ、「秋の植物観察会」を開催しました。

春の回と同じく薬剤師の倉本先生を講師にお招きし、秋深まる森を歩きます。


 ふれあいの館のそばには黄色い花をつけたアキノキリンソウが。
園内では秋を代表する花ですが、のどの痛みに良いとのこと。

そして、このかたまり…


一見実のようですが、虫コブです。
ヌルデの葉にヌルデシロアブラムシが寄生することでこぶ状に変化。
この虫コブがお歯黒の原料でした。
ヌルデの木はたくさんあっても、虫コブがついているのはわずか。
参加者の皆さんも興味深そうに観察していました。

薬草の中には、今では貴重になってしまった植物もありました。
園内でも限られた場所にある「イチヤクソウ」
一つの薬草で多くの病に効くことから一薬草の名がついたそうです。


そして、植物観察会にも登場したオケラの根も貴重な生薬のひとつ。
オケラに限らず、今日本で使われる生薬のほとんどは中国からの輸入だそう。

開発や里山の放棄などで、環境の変化に弱い植物はどんどん少なくなっています。
昔も今も変わらずに植物の効能に助けられているわたしたち。
その環境をずっと守っていきたいですね。


さて、ふれあいの館にもどると、先生がご自宅で栽培している薬草を紹介していただきました。ハトムギ、メグスリノキ、早春に花を咲かせるセリバオウレンなどなど。


葉っぱのまん中に黒い実がちょこんとのっているハナイカダ。面白い植物ですね。

ハト麦などの薬草をお茶にして生活に取り入れているという先生。
今回は参加者の皆さんにも体験していただきましょう!

散策の時に紹介され、「いい香り~」とよろこばれたクロモジ。
今回は陰干ししたクロモジを細かくしてだしパックにつめ、入浴剤をつくりました。


ポキポキ、枝を折るごとに香りが出て教室がいいにおい。
クロモジは皮膚疾患に効果があるとか。
たくさん歩いて疲れた体を温めてくれることでしょう。

正しい知識を身に付け、自然の力を借りて生活がもっと楽しくなりますように♪
倉本先生、参加者の皆さまありがとうございました。