10/4、5日と三重県民の森には、中学生の男の子達が職場体験に来てくれました。
県民の森のお仕事と一口にいっても…
毎日の巡回から、園内の草刈り、整備、生きものの世話に調査、イベントなどなど…
本当に色んなお仕事があります。
何の仕事をお願いしようかと迷うところ。
広い園内には先日の台風の爪痕がところどころに残っています。
そこで、午前中は二班に分かれて遊歩道の整備と、池の砂出しを手伝ってもらうことにしました。
こちらは遊歩道の整備チーム。
砂利をバケツで運びます。
えっさほいさ。
逞しい姿!
雨で土が流された場所に砂利をいれていきます。
一方、こちらは池の砂出しチーム。
ずいぶん浅くなってしまった池から、どんどん砂を取り除いていきます。
どちらも体力勝負のお仕事。
暑い日でしたが、みなさん頑張って作業をしてくれました。
そして午後は…
虫取りが好きだという彼らにぴったりの作業。
園内に生息する昆虫を調査し、標本をつくるための昆虫採集です。
森の中へいってらっしゃい!
メスグロヒョウモンを発見!
風が強く虫が少ない日でしたが、それぞれにキチョウ・アキアカネなどを捕まえる事ができました。
次にお願いしたのはカエルのえさやり。
展示館で飼育しているモリアオガエル。
彼らのごはんは生きている昆虫です。
毎日のエサ集めがなかなか大変…
たくさんの虫を捕まえてきてくれて、カエルたちも満腹の様子でした。
飛びつくカエルたち
二日目は午前、午後と花壇の整備をお願いしました。
草が生い茂った荒れ地が、見事に花壇らしくなりました。
今月末にはみどりの少年隊によって花が植えられる予定です。
そして最後に、一日目に採集した虫で標本づくり。
自分で捕った昆虫の名前を調べて、展翅をします。
みんな慣れない細かい作業に四苦八苦。
それでも、できあがった標本を並べると、なかなか様になっていました。
こうして生きものの学習教材、展示物をつくるのも県民の森の仕事の1つなんです。
二日間いろいろな作業を終えた後の感想は「楽しかった!」
もちろん、公園の管理は大変なこともたくさんあります。
でも、自然が好きなら、生きものが好きなら、きっと楽しい仕事になるはず。
そんな仕事の一端を中学生に体感してもらえたのではないでしょうか。
彼ら若い世代がこうした仕事に興味を持ってもらうことに期待です。
みなさんお疲れ様でした!!