2013年12月27日

フユイチゴのジャムづくり☆


冬枯れ色の森の中…
その林床に真っ赤な実をつける木いちごがあります。
唯一晩秋から冬に熟すことから「フユイチゴ」と名付けられました。

県民の森でもたくさん見られるフユイチゴを使って、季節を楽しむジャム作り体験が行われました。

まずは木いちごの仲間についてお勉強。

ナワシロイチゴ、ニガイチゴ、モミジイチゴ…フユイチゴ以外は初夏に実をつけるものばかり。
木いちごといっても色んな種類があるんだね。


お勉強のあとは実際にフユイチゴが生えているところを見に行きましょう!
この日のお天気は雨が降ったりやんだりの冬模様…。
寒い中ですが、今回は自然体験ということで収穫までしてもらいました。

手がつめたい~!こどもたちも頑張って集めます。


ふれあいの館にもどると、さっそくジャムづくり開始!
今回は水を使わずフユイチゴと砂糖だけでつくります。

フユイチゴの果実は液果と呼ばれ、つぶつぶの中身は種が一つと果汁がたっぷり。
すぐにひたひたになるくらいの果汁が出てきます。

焦げないように気を付けて…


実が煮えて柔らかくなったら、種をのぞくために濾す作業。
これがひと手間です。

きれいな赤いピューレの出来上がり!


お砂糖を加えて水分を飛ばしていきます。
この頃からお鍋からはいい匂い~♪

完成でーす♪


あつあつのうちにビンに詰めて…


深い赤が美しいジャムができあがりました。
とってもキレイ。

そして、お楽しみの試食☆
できたてをクラッカーに乗せて、いただきまーす!

「うまい!」 キメ顔かっこいいです!

今年はフユイチゴの実が小さく集めるのが大変でしたが、
苦労して集めた分おいしいジャムが出来上がり、みなさんとても喜ばれていました。

参加者の中にはフユイチゴを食べたことがない方もみえ、こういった季節のジャムづくりから自然の魅力を知ってもらえると嬉しいですね。
寒い中どうもありがとうございました。