2013年2月11日

里山に親しむ!きのこの菌打ち体験

県民の森の冬の恒例イベント、きのこの菌打ち体験。

 

今年も沢山の方にお集まり頂きました。

きのこの菌打ちといえば日本に残る里山文化の一つ。
古くから里山は木を切って薪や炭を作ったり、畑に入れる腐葉土を取ったりなど、日本人の生活になくてはならない場所でした。

しかし、今ではすっかりその生活がかわり、里山から離れてしまった私たち…

 

放置された里山では、ナラ枯れが問題になっていますね。
残念ながら、県民の森でもナラ枯れや松枯れの数が増えています。
せっかくの機会、まず皆さんに里山の現状をお話しました。

少しお勉強をしたあとは、森を若返らせる里山の整備体験!のつもりが…
昨日からの雪が残り、断念。
代わりに、それぞれに使うホダ木をノコギリで切ってもらいました!



ヘルメットがずれちゃった!笑


子供さんたちも一生懸命木を切ってくれました。
作業をしていると体がポカポカ。冷えた体があたたまります。

トラックに積み込んで、ふれあいの館に出発~!


さて、次はメインイベントのしいたけの菌打ち!

ドリルを使っての作業なので、安全にできるよう穴の開け方と、菌の打ち方のポイントを紹介。

男の子が見本のお手伝い☆


初めてドリルを使う方もみえましたが、みなさん上手に開けてみえました。

だいぶ慣れてきたね!


モリメイトさんもお手伝い!


しいたけの菌打ちが終わると、次のキノコは…


アカシデの木をつかって、ヒラタケの菌打ちです!
シデの木は硬いので、半分に切るのも一苦労…


おなじキノコでも、シイタケの打ち方と違うのでおもしろいですね。

ヒラタケも完成♪

今日の参加者の中には、「子供に苦手なキノコを好きになってもらいたくて」と話してくれたお母さんがみえました。
子供さんが苦労して切った木。キノコが生えてきたら、きっと喜んでくれるでしょうね。

今はスーパーで簡単に手に入るキノコですが、今日の菌打ち体験が子供さんの経験の一つとなり、キノコが好きになってくれたら嬉しいです。

上手にキノコが生えてきますように☆