寒い冬の日、県民の森の広場にはまったく人影がなくなる時があります。
そんな時こそ姿を現すのが… ヌエ(鵺)です!
昨日ついにその姿をとらえました!
下の画像に写っていますが、分かりますか?
ヌエといっても、妖怪ではありません。
妖怪ヌエの名前の由来となった元祖ヌエ、トラツグミという鳥です。
少し拡大してみましょう。
分かりましたか?
画像の中心に写っています。
さらに拡大すると…
トラのような(?)模様のある鳥がいるのが分かりますね!
鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれるトラツグミは、夜中や明け方にヒュ~、ヒュ~と口笛に似た声で鳴きます。
そのため気味悪がられて、同じ声で鳴くとされる妖怪にヌエという名前が与えられたそうですが、実際の声の主はボ~ッとした姿がなんともかわいい鳥です。
ただ臆病なため、なかなか姿を見せてくれません。
いつも茂みの近くにいて、ちょっとした物音や気配でササっと隠れてしまいます。
運良く姿を見つけても、近寄るとすぐに逃げてしまうので、普通のカメラでは小さくしか写せないんですね~…どこに写っているか分からないくらい(泣)
頑張ってもこれが限界!
人のいない時にこそ見られるものがある。
そんなちょっとうれしい気分にさせてくれる鳥、トラツグミでした。
一年中、森にいる留鳥ですが、実際に見るには人の少ない冬がベストシーズンかも?