8月24日、県民の森では藍の生葉染め体験が行われました。
まずは藍について先生から説明。
県民の森では4月に開催した草木染め体験の時に参加者のみなさんと藍を植え、今まで育ててきました。「藍染め」はよく耳にしますが、「生葉染め」とはめずらしい。これも藍を育ててきたからこそできる染め方ですね。
それでは、まず大切な材料集め。みんなで藍を刈りに行きましょう!
腰の高さほどによく育った藍。子供たちも鎌を使い、藍を刈ってくれました。
みんなで作業をするとあっという間!藍がどんどん山盛りになっていきます。
虫たちはよく知っているなぁと感心。
藍をふれあいの館に持ち帰ると、さっそく下ごしらえ。
葉っぱに色素があるので、葉っぱだけをはずします。
これで色が染まるなんて不思議だなぁ。
水で洗ったら、下ごしらえ完成!
それでは、さっそくハンカチを染めていきましょう…
今回は2種類の染めをしていきます。
まずは「たたき染め」
藍の上にハンカチを置いて、木槌でトントン!
そうすると…
葉っぱの模様が浮き上がり、可愛い模様が作れちゃう♪
このたたき染めに、子どもたちは夢中の様子!
たたくだけなので、小さな子どもさんでも自分だけの模様をつくることができました。
完成☆
さて、つぎはメインの生葉染め!
葉っぱを塩で揉んで、青汁をつくります…が、これがけっこう力仕事。
親子で協力して作業をする姿が見られました。
やっと青汁が出てきました。
ハンカチ投入ー!
揉みながらよーく汁に浸して、時々引き上げては空気に触れさせます。
すると…
ハンカチがだんだん浅葱色に!
「わー!不思議!」と驚くみなさん。
若草色から空色へ…変化していくどの色も、変わってしまうのがもったいないと感じるほどの綺麗な色でした。
2、3回繰り返して染めは完成!
でもまだまだ!水で洗う間も酸化して色は変わっていきます。面白い!
染めが終わった方から順に、教室に干していくと…
並んだ作品がのれんのようで可愛い!
最後は恒例の記念写真で「はい、チーズ♪」
それぞれに個性溢れるハンカチと皆さんの笑顔☆とても楽しい時間でした。
今回参加者の中には、藍の苗植えから参加して下さった方もみえ、生葉染めの色の美しさには嬉しさもひとしおだったのではないでしょうか。
さて、次は「秋色を染める」も開催予定です!
みなさまお楽しみに。