2015年6月11日

ホタル観察会

 初夏の夜といえば、水路に飛び交うホタルの光。
県民の森でも6日に「ホタル観察会」を開催しました。


当日は気温が低いうえ風も強い。
ホタル観察のコンディションとしては厳しいです。
今日は見られるかなぁ…
ホタルの出を心配しつつ、冬の制服を着込み現地へ向かいました。



空が暗くなるのを待ちながら、まずはホタルについてお勉強。
県民の森で見られるヘイケボタルを主に、その生態や見分けについて学びました。

説明が終わるころ…
森の奥に1匹のホタルが!
よかった。他にも出ているかな?

メインとなる友情の池を目指して、みんなで真っ暗な森を進みます。

とんぼ池に差し掛かるころ
「いたいた!」
「きれい~」
発見の声!

とんぼ池の隣を流れるあさけの小川沿いにチラホラ。
飛び出しても風に流されて…今日は飛びにくそうです。



優しく手にのせて近くで観察。
発光器の数を数えて雄雌を見分けたり、胸の十字模様を確認しました。



もっときれいに光が写せたら…


帰り道では樹液の出ている木を巡って、クワガタ探し。
コクワガタのオスが3頭見つかり、子どもたちも大喜びでした。


厳しいコンディションに心配していましたが、予想よりもホタルを見ることができました。

参加者の中にはホタルを見たことがないというお子さんもいらっしゃり、ご家族で観察を楽しんでいただけたようです。

水路の工事や農薬など、環境の変化から生息地・生息数ともに昔より減ってきているホタル。
優しく小さな光と、それを追う子どもたちの姿がいつまでも見られるよう守ってゆきたいですね。