森が黄色や赤に染まり始めるころ、遠く北の地からは冬を越すために鳥たちが渡ってきます。
今年は少し遅れ気味の様子でしたが、県民の森にも冬鳥たちが到着!
そんな鳥たちの生態を学ぶ、冬鳥の観察会での様子をご紹介します。
講師は日本野鳥の会三重から矢田先生をお招きしました。
まず野鳥についてと双眼鏡の使い方を復習したら、さっそく森に出かけます。
その途中、キンモクセイの木の下では成虫で冬を越すウラギンシジミを発見!
昆虫も好きな矢田さんからは、鳥だけでなく虫たちの話を聞くことができました。
葉っぱの裏で厳しい冬を乗り越えます。…野生の生きものは強い。頭が下がりますね。
大駐車場では定点観測を行いました。
トビがいるよ!
風に乗り青空を舞う姿、かっこいいなぁ
森の中ではウグイスやカラ類の声が聞こえます。
しっかり耳をすまして…神経を集中させます。
声で種類を特定することができると、野鳥観察の楽しみが増えますね。
そして散歩の広場では青い冬鳥、ルリビタキの声が!
姿が見れず残念… 図鑑で確認です。
遊歩道沿いでは高い木の梢をメジロが通りすぎていきました。
他の野鳥とともに群れをつくるメジロ。混群が通りすぎるときは賑やかです。
つどいの広場ではセグロセキレイが見られました。
ちょこまか歩くセキレイ、スコープで覗くとよく観察できました
全体的に鳥が少なかった今回の観察会でしたが、声のみを含め13種の野鳥を確認することが出来ました。
観察は記録をとること、続けていくことが大切と先生。
皆さんもぜひ自分のフィールドを持って観察を続けていって下さいね!
さて、次回は1月に冬鳥の観察会の開催を予定しています。
これから真冬になるにつれ、冬鳥たちの数も増えていくので、渡り始めの今回よりも冬鳥が見られるかもしれません。
とても楽しみですね。