2015年3月30日

ミツバチの巣箱づくり

昨年始まった県民の森のニホンミツバチプロジェクトが、この春本格的に動き出しました。
その第一弾は「ミツバチの巣箱づくり」
しっかりいいお家をつくって、県民の森にニホンミツバチを呼ぼう!

講師は県民の森でニホンミツバチの養蜂をするきっかけを下さったモリメイトの徳田さん。


まずはニホンミツバチについてお勉強。
昔から日本に住んでいるニホンミツバチは基本的に大人しく怖がりな性格。
ハチというと怖いイメージを持たれがちですが、ミツバチ、スズメバチと種類によって性質や攻撃性が違うことがわかりました。
といえど仲間や巣を守るためにニホンミツバチも刺すことがあります…
その生きものの特性を知るのは、長く仲良くお付き合いするために大切ですね♪

お勉強も徳田さんのミツバチに対する愛情たっぷりのお話で、楽しく学ぶことができました。


次はメインの巣箱づくり。
モリメイトきっての木工職人、三津谷さんが加工してくださった巣箱キットを家族で協力しあい組み立ててゆきます。


まずは徳田さん手作りの巣箱模型で出来上がりの作りをチェック☆


インパクトドライバーにのこぎり、のみ。
普段手にする機会のない工具を、ケガをしないよう真剣に扱う子供たち。



そして普段木工をしない大人たちにとっても、図面を読みイメージをして組み立てていくのは頭の体操…。
最初は難しそうな顔が見られましたが、すこしづつ形が出来上がると徐々に笑顔が見られました。



小さいな子はネジしめ頑張ったね☆


お昼を食べ午後の部は、完成までの作業と子供たちにはミツバチのブローチづくり。
徳田さんの奥様かおりさんお手製の水引のミツバチさん。

 

「かわいいー♪」さっそく服に付けたりと、とても喜ばれました。


そして、できあがった巣箱には青色のペンでお絵かき☆
これは青色を特に認識し、犬ぐらいの識別能力があるとされるミツバチに絵で自分の巣箱を覚えてもらうため。ハチさんは賢いのです。


見事10家族が協力し合い、5つの巣箱が出来上がりました!
どっしりした重量感。すき間のないいいお家です。



出来上がった巣箱は、ハチが好む条件がそろう場所へ…



ミツバチの巣分かれは桜が咲くころから始まるとされています。
無事、群れが入りますように☆

参加者の皆さま、モリメイトの皆さま、一日どうもありがとうございました。



2015年3月28日

ツリークライミングⓇ体験


3/21はツリークライミング体験が開催されました。

たかーい木を見上げて、「あの上まで行けたらきっと気持ちがいいだろうなぁ…」なんて思ったことはありませんか?
子供も大人もワクワクする木登り。
今日は県民の森の大きなタブの木と仲良くなり、地上8メートルの景色を体感してみましょう☆


講師はツリークライミングジャパンからアリさんとケンケンさん、そしてチカちゃんの3名がお越しくださいました。
木に登るための装備、サドルとヘルメットを身に付けたらまずは準備体操。
木の気持ちになって体を動かす「もくもく体操」で準備はOK!



ツリークライミングは木と仲良しになるための体験。安全に木に登るため、約束がいくつかあります。
自分の身を守り、楽しく木に登るために子供たちも真剣にロープの扱いかたや結び方を覚えようとしていました。



 はじめは登るコツがつかめずにいた子供たち。
「うわ~」「足がいたい~」など聞こえていましたが、手足を動かすタイミングが分かり始めると、どんどん上にあがっていきます。




頭上には素敵なツリーボート!
「ハンモックに乗りたい!」と目標達成のために頑張る子も。


よいしょよいしょ…


到着ーー!
あふれんばかりのいい笑顔!やったね!
こちらまで嬉しくなります♪



気づけばあんな高い所までー
「子ザルがいっぱいだねぇ。(笑)」手を振るお子さんに、親御さんたちも喜んでいる様子。



木の上で記念写真!


親子でクライミング成功です♪


約1時間の体験はあっという間。
楽しく木に登れた皆にアリさんから大きな木に登った証明書が1人1人に手渡されました。


最後は今日お世話になったタブの木に「ありがとう!」
そして3人の先生にお礼を言い、無事終了しました。


ちょっと怖いけれど、ドキドキわくわくするチャレンジは子供も大人も関係なくいい顔にさせてくれますね。今後も様々な自然体験を企画していきます♪
どうぞお楽しみに。


2015年3月20日

里山づくり&たき火の会

広葉樹が葉を落とし、草木が眠る寒い間は里山整備のシーズン。
今回は降り積もった落ち葉を集め、その落ち葉で焼いもをする「里山づくり&たき火の会」が行われました。

作業場は遊歩道から少しはいった森の中。
たくさんの落ち葉と、間伐した木があちこちに重なっています。
昔はこれらは焚き木として使われ、大切なエネルギー源でしたが
今では使われることがなくなり、放置されている里山がほとんど。


それらの枝を片づけると、日がよく当たるようになり様々な植物が芽を出しやすくなります。
今日つかう落ち葉を集めつつ、里山整備の開始!



「よいしょ!よいしょ!」
大きな木も皆で運べば大丈夫♪



小さな子どもさんも一生懸命落ち葉を集め、二時間の作業後は森の中がすっかりきれいになりました。皆で整備した森がどんな風に変化していくのか楽しみですね☆


さて、集めた落ち葉をもって近隣のキャンプ場へ…
お昼ご飯の跡は楽しみな焼いも&バームクーヘンづくりです!


落ち葉の山の中はアルミホイルで包んだサツマイモがゴロゴロ。
「上手に焼けますように♪」
立ちのぼる煙に目が痛いけど、子供たちはしっかり火の番をしてくれます。


 同時進行のバームクーヘンづくり。
様々な家族が協力し合いながら一緒に作業しました。


焼いている間はマシュマロや、モリメイトさんからウィンナーの差し入れも。
炭火であぶって「おいしい!」と大人気でした♪



焼いもも出来上がりましたよ~
「あつっ!」と言いながら頬張るお芋は甘い!と好評でした。




今回は火力が弱かったのかちょっと焼くのが難しかったバームクーヘン…
でも最後の1本はフワフワのバームクーヘンが出来上がりました!



スイッチひとつでお湯を沸かしたり、暖をとることができる快適な世の中。
最近では庭でたき火をするのも難しくなり、自然の火のあたたかみやありがたみを感じる機会が少なくなりました。
たき火は昔ながらの循環していくエネルギーの1つです。
自分で落ち葉を集めて、自分でお芋を焼いて食べる!そんな生きる力の体験を今後も楽しみながら提供できればと思います。