昨日今日と暖かい日が続き、花のつぼみたちは一気にふくらんできました。
つどいの広場横ではハクモクレンの花が咲き始めした。
となりのヤブツバキの花といっしょになって紅白模様♪
町道沿いのモクレンも、もう開花は間近。
大きくなったつぼみが並んでいます。
ところでこのつぼみ達、同じ方向にちょっと傾いているのが分かりますか?
実はみんな北の方角を向いているんです。
これは日のあたる南側の組織よりも、日のあたらない北側の組織の成長の速度が遅いことからおこる現象で、モクレンやコブシ、タムシバのつぼみなどで見ることができます。
これらの植物は、こうして北を示してくれることからコンパスプラントとも呼ばれているんだとか。
ソメイヨシノもつぼみの先端がピンクにそまり、数日で開花しそうです。
県民の森の入口では、満開のアセビがみなさんをお出迎え。
その向かいではカイドウも開花までカウントダウンです。
花であふれる季節も、もうすぐそこです!
2012年3月30日
2012年3月25日
「三重しぜん文化祭 in 鈴鹿」に参加しました!
毎年、県内の自然にかかわる団体が集合し、三重の自然を紹介するイベント「三重しぜん文化祭in鈴鹿」。
今年は3月24日・25日と、鈴鹿市文化会館にて開催され、県民の森もブース展示として参加させていただきました。
ブースは全部で50か所!
場内を歩くと、珍しいカエルや魚たち、様々な昆虫の標本やキレイな花々の写真パネルなどを間近で見ることができます。しぜん文化祭ならではですね。
体験型ブースでは、葉脈標本のしおりづくりや、マイ箸づくりなども催されていました。
その一角で、三重県民の森は、森の四季を紹介したパネルと、園内で拾ったどんぐりを持っての参加。
やっぱりどんぐりは家族連れに大人気!みなさん、足を留めて見てくれます。
どんぐりと一口にいっても、種類は22種類もあり、今回展示したのはその中の7種類。
改めて比べてみると、なかなか面白いです。
丸っこいクヌギの実。
帽子がしましまのアカガシ。
磨くとピカピカに光るシリブカガシ。
食べると美味しいスダジイ。
似たようなどんぐりだけど、小さい個性がちゃんとありますね。
そして、希望者には県民の森ではお馴染みの、“マテバシイで作るトトロづくり”をしてもらいました。
マテバシイの形はトトロづくりにはピッタリです。
ひとりひとり違うトトロができあがり、皆さんに喜んでもらいました。
県民の森では今回展示した季節やテーマごとの写真の展示や、トトロづくりなどのイベントを行っています。
今年は、まだ春と冬を行ったり来たりですが、県民の森の春を感じつつ、どうぞ遊びに来てくださいね♪
今年は3月24日・25日と、鈴鹿市文化会館にて開催され、県民の森もブース展示として参加させていただきました。
ブースは全部で50か所!
場内を歩くと、珍しいカエルや魚たち、様々な昆虫の標本やキレイな花々の写真パネルなどを間近で見ることができます。しぜん文化祭ならではですね。
体験型ブースでは、葉脈標本のしおりづくりや、マイ箸づくりなども催されていました。
その一角で、三重県民の森は、森の四季を紹介したパネルと、園内で拾ったどんぐりを持っての参加。
やっぱりどんぐりは家族連れに大人気!みなさん、足を留めて見てくれます。
改めて比べてみると、なかなか面白いです。
丸っこいクヌギの実。
帽子がしましまのアカガシ。
磨くとピカピカに光るシリブカガシ。
食べると美味しいスダジイ。
似たようなどんぐりだけど、小さい個性がちゃんとありますね。
そして、希望者には県民の森ではお馴染みの、“マテバシイで作るトトロづくり”をしてもらいました。
マテバシイの形はトトロづくりにはピッタリです。
ひとりひとり違うトトロができあがり、皆さんに喜んでもらいました。
みんなで作ると、また楽しいですね!
県民の森では今回展示した季節やテーマごとの写真の展示や、トトロづくりなどのイベントを行っています。
今年は、まだ春と冬を行ったり来たりですが、県民の森の春を感じつつ、どうぞ遊びに来てくださいね♪
2012年3月21日
山野草の写真展やっています!
今月20日より4月15日まで、森の図書館では写真展「鈴鹿の山の草花たち」を開催しています。
この写真展は「鈴鹿国定公園の自然を回復させる会」にご協力いただき、鈴鹿山地に生育する草花の可憐な姿を、50枚以上の写真で写し出しているものです。
そして、花々の美しさと同時に伝えたいのが、こうした野生の草花が盗掘などの影響で、生息地の壊滅という危機に瀕していること。
盗掘、と聞くと大げさに聞こえる人もいるかもしれませんが、業者による計画的なものだけでなく、登山者などが軽い気持ちで採っていってしまうことも数多くあるそうです。
大きな群落が丸ごと無くなってしまった事例すら少なくないとか…
実際にここ県民の森でも、園内の花が持ち去られてしまうことがあります。
美しい花を自分の手元に置いておきたい気持ちも分からないではないですが、中には人の手で育てるのは難しく、すぐに枯れてしまうものもあります。
やっぱり野生の花は自然の中で咲いているのが一番美しい!という考えを広めていきたいものです。
花が好きなのに、自らその花が将来見られなくなるようにしてしまうなんて悲しいですもんね。
多くの人に山野草の美しさとともに危機的な現状を知ってほしい…そんな思いのこもった写真展、花の季節を前に、ぜひ一度足をお運びください。
この写真展は「鈴鹿国定公園の自然を回復させる会」にご協力いただき、鈴鹿山地に生育する草花の可憐な姿を、50枚以上の写真で写し出しているものです。
そして、花々の美しさと同時に伝えたいのが、こうした野生の草花が盗掘などの影響で、生息地の壊滅という危機に瀕していること。
盗掘、と聞くと大げさに聞こえる人もいるかもしれませんが、業者による計画的なものだけでなく、登山者などが軽い気持ちで採っていってしまうことも数多くあるそうです。
大きな群落が丸ごと無くなってしまった事例すら少なくないとか…
実際にここ県民の森でも、園内の花が持ち去られてしまうことがあります。
美しい花を自分の手元に置いておきたい気持ちも分からないではないですが、中には人の手で育てるのは難しく、すぐに枯れてしまうものもあります。
やっぱり野生の花は自然の中で咲いているのが一番美しい!という考えを広めていきたいものです。
花が好きなのに、自らその花が将来見られなくなるようにしてしまうなんて悲しいですもんね。
多くの人に山野草の美しさとともに危機的な現状を知ってほしい…そんな思いのこもった写真展、花の季節を前に、ぜひ一度足をお運びください。
2012年3月20日
森林の学習指導者スキルアップ講座
今日の県民の森では、三重県自然環室と三重県環境学習情報センターの主催で「森林の学習指導者スキルアップ講座」が開かれました。
講師は自然に関する著作やツリークライミングの指導者などとして有名な川尻秀樹さんです。
午前中は「日本人と森の思想」と題して、いかに日本人が自然と関わってきたかを文化や宗教などと絡めて解説していただく座学でした。
こうして生物の名前や特徴といった知識だけではなく、自然と日本人との関わりや文化的な背景について学ぶことで、深く自然を理解でき、より人の興味を引く解説や指導ができそうです。
さらに午後からは実際に県民の森の敷地内を回って、指導者が森林を案内するときの実践的なスキルを体験させていただきました。
園内に生えている一つ一つの植物について、川尻さんから次から次へと飛び出てくるお話の数々…
他の生物とのつながり、植物の名前の由来、利用のされ方などなど、それぞれの植物たちが人間や周りの自然といかにして関わってきたのかが実感できる解説でした。
そして実際に指導するときに参考になる、参加者を引き込むテクニックもたくさん学ぶことができました。
もちろん今回の受講者も終始川尻さんに引き込まれっぱなし。
自然観察会の案内をするときは、いかに参加者を引き込むかが重要なのを実感しますが、今回の講座ではまさに川尻さんにお手本を見せていただいた思いです。
あの軽妙なトークセンスは、教わってもなかなかすぐに真似はできないですが(^^;)
今回受講された森林指導者の皆さんは、今後それぞれの活躍される場所で、自然の魅力をたくさんの人に伝えていただけることでしょう。
県民の森もそんな場所のひとつになっていくつもりです!
講師は自然に関する著作やツリークライミングの指導者などとして有名な川尻秀樹さんです。
午前中は「日本人と森の思想」と題して、いかに日本人が自然と関わってきたかを文化や宗教などと絡めて解説していただく座学でした。
こうして生物の名前や特徴といった知識だけではなく、自然と日本人との関わりや文化的な背景について学ぶことで、深く自然を理解でき、より人の興味を引く解説や指導ができそうです。
さらに午後からは実際に県民の森の敷地内を回って、指導者が森林を案内するときの実践的なスキルを体験させていただきました。
園内に生えている一つ一つの植物について、川尻さんから次から次へと飛び出てくるお話の数々…
他の生物とのつながり、植物の名前の由来、利用のされ方などなど、それぞれの植物たちが人間や周りの自然といかにして関わってきたのかが実感できる解説でした。
そして実際に指導するときに参考になる、参加者を引き込むテクニックもたくさん学ぶことができました。
もちろん今回の受講者も終始川尻さんに引き込まれっぱなし。
自然観察会の案内をするときは、いかに参加者を引き込むかが重要なのを実感しますが、今回の講座ではまさに川尻さんにお手本を見せていただいた思いです。
あの軽妙なトークセンスは、教わってもなかなかすぐに真似はできないですが(^^;)
今回受講された森林指導者の皆さんは、今後それぞれの活躍される場所で、自然の魅力をたくさんの人に伝えていただけることでしょう。
県民の森もそんな場所のひとつになっていくつもりです!
2012年3月13日
冬に逆戻り?
昨日、今日と寒い日が続き、県民の森では朝、雪が積もりました。
また冬の光景に戻ってしまいましたね(^^;)
昨日はつどいの広場に季節外れの雪だるまも。
でも昼過ぎには周りの雪が融けて、雪だるまが寂しそうにポツン。
梅は咲いたが桜はまだかいな~♪
こんな寒さの中、まだまだのようです…
2012年3月10日
梅が咲きました
例年より遅れて、梅の広場にある梅がようやく咲いてきました。
白梅
紅梅
まだまだつぼみもたくさんあるので満開になるのはちょっと先のようです。
他にも園内には咲いている花がチラホラ。
油しぼりでおなじみヤブツバキ
ツバキの園芸種、乙女椿(オトメツバキ)
かわいい花が鈴なりのアセビ
今日は暖かかったので、このまま一気に花の季節かな?と思ったりしますが、まだ寒い日もあるようなので、油断はできませんね(^^;)
2012年3月5日
啓蟄近し②
地中の虫が出てくる時期といわれる「啓蟄」を前に、自然学習展示館で寒さに耐えているのは虫だけではありません。
昨年、側溝上の植木に産みつけられた卵から生まれたモリアオガエルたちも、水槽の中でじっと冬眠してます。
落ち葉をどけてみると、土にもぐっていない子を発見。
暖かい日があったと思ったら、また冬に戻ってしまったかのような日があったりしますが、この子達が目を覚ましておきてくる日もそう遠くはないでしょう。
昨年、側溝上の植木に産みつけられた卵から生まれたモリアオガエルたちも、水槽の中でじっと冬眠してます。
落ち葉をどけてみると、土にもぐっていない子を発見。
暖かい日があったと思ったら、また冬に戻ってしまったかのような日があったりしますが、この子達が目を覚ましておきてくる日もそう遠くはないでしょう。
2012年3月3日
啓蟄近し①
ひなまつりでもある今日は、モリメイトの作業日でした。
郷土の森の朽ちてボロボロになった階段を、新しい丸太で作り直していただきます。
天気は最高!
気持ち良く晴れて外で作業するのにはぴったりです!
天気が良すぎて、この季節にも関わらず体を動かすと暑いくらい(笑)
そんな皆さんのおかげで、階段も立派に修復されました。
ありがとうございました。
それにしてもこれだけあたたかいと虫や動物たちもそろそろ動き始めてきそうです。
なにせ3月6日は24節季でいう「啓蟄(けいちつ)」。
「蟄」とは「土の中にいる虫」のこと。そして「啓」は「ひらく」ということ。
つまり、土の中の虫が出てくる時期ということですね。
自然学習展示館の中では、土の中の虫、ではなく木にぶら下がった虫たちが春をまっています。
アゲハチョウのサナギたちです。
厳しい冬を耐え抜いてきたサナギたち。
そのあとに待っている、もっともドラマチックな瞬間が蝶になるための「羽化」です。
そしてそれは同時にもっとも危険な瞬間でもあります。
ちょっとしたトラブルで翅がうまく広がらず、飛べなくなってしまうので…><
啓蟄が近づいた今、彼らが蝶になる瞬間も近いかもしれません。
無事にきれいな蝶になってくれますように。
郷土の森の朽ちてボロボロになった階段を、新しい丸太で作り直していただきます。
天気は最高!
気持ち良く晴れて外で作業するのにはぴったりです!
天気が良すぎて、この季節にも関わらず体を動かすと暑いくらい(笑)
そんな皆さんのおかげで、階段も立派に修復されました。
ありがとうございました。
それにしてもこれだけあたたかいと虫や動物たちもそろそろ動き始めてきそうです。
なにせ3月6日は24節季でいう「啓蟄(けいちつ)」。
「蟄」とは「土の中にいる虫」のこと。そして「啓」は「ひらく」ということ。
つまり、土の中の虫が出てくる時期ということですね。
自然学習展示館の中では、土の中の虫、ではなく木にぶら下がった虫たちが春をまっています。
アゲハチョウのサナギたちです。
おなじみのアゲハチョウ(ナミアゲハ)
ナミアゲハの上には細長いサナギのオナガアゲハ
宇宙船みたいな形のカラスアゲハ
こうして木にぶらさがったサナギのままで彼らは一冬をこします。
その間、敵に見つからないように木の肌そっくりの色に擬態していますね。
こちらのサナギはコケの緑色までも再現…すごい!
サナギになる場所の質感によって色が変わるそうです。
ツルツルした場所だとこんな風に緑色になるのだとか。
厳しい冬を耐え抜いてきたサナギたち。
そのあとに待っている、もっともドラマチックな瞬間が蝶になるための「羽化」です。
そしてそれは同時にもっとも危険な瞬間でもあります。
ちょっとしたトラブルで翅がうまく広がらず、飛べなくなってしまうので…><
啓蟄が近づいた今、彼らが蝶になる瞬間も近いかもしれません。
無事にきれいな蝶になってくれますように。
2012年3月1日
まず咲く花
野山に一足早く春を告げる花、マンサク。
名前の由来も「まず咲く」ことからと言われています。
今年もやっぱりまず咲いて、春を告げてくれました。
きれいな黄色とひものように細い花弁が印象的です。
名前の由来も「まず咲く」ことからと言われています。
今年もやっぱりまず咲いて、春を告げてくれました。
掲揚台前のマンサク
きれいな黄色とひものように細い花弁が印象的です。
こちらはマンサクの一品種、アカバナマンサク。
名前のとおり、赤い花を咲かせます。
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