2014年8月28日

夜の森の昆虫さがし

夏の森の楽しみは、樹液に集まるカブトムシやクワガタなどの昆虫!
今回はライトトラップも設置し、光に集まる虫の観察もおこないました。


まずは皆さんのお目当て、カブトやクワガタが寄ってくる木についてお勉強。
コナラやクヌギは園内にたくさんありますが、樹液が出ているとなると数が限られます。


さっそく樹液の“匂い”などを手掛かりに、周辺の木を探してもらいました。



こちらはライトトラップの様子。
暗い森の中でライトはいっそう眩しく光ります。


トラップにはカナブンやセミ、カミキリムシなどが寄ってきていました。


「えいっ」 セミを捕獲!


その後、さらに森の奥にある樹液の木へとみんなで探検!
あらかじめ塗ってあったバナナトラップにカブトムシが来ていました。

捕まえることができた子どもたちはニコニコ♪
よかったね。



教室にもどると今日のまとめ。
カブトムシにコクワガタ、ミヤマカミキリなどなどいろんな昆虫を観察することができました。

皆さんもスズメバチとダニに気を付けて、夏の森を楽しんでくださいね♪


2014年8月8日

涼しげな青

8月になり、夏真っ盛り。
暑い日が続き、参ってしまいそうですが
太陽の丘では、秋の七草のひとつ「キキョウ」が開花を始めました。






















雨上がりにひと花…
風に揺られて、なんとも涼しげ。

今ではすっかり数が減ってしまった野生のキキョウ。三重県では準絶滅危惧種に指定されています。
オミナエシと同様、草原より民家の庭先で見かけることが多くなった植物のひとつです。
秋の七草の中では「あさがお」の名で数えられており、根に薬効があることから生薬としても昔から親しまれてきました。

ただいまの開花株は4つほど。
まだ蕾のものもあるので、しばらくはキキョウの花をお楽しみいただけそうです。




県民の森ではこのキキョウをはじめ、キンランやササユリなど希少な植物を保護し増やす活動をモリメイトと共におこなっています。年々少しづつ数が増えており、うれしい成果です。

来年はもっとたくさんの花が見られますように。