2013年11月23日

冬鳥観察会

森が黄色や赤に染まり始めるころ、遠く北の地からは冬を越すために鳥たちが渡ってきます。

今年は少し遅れ気味の様子でしたが、県民の森にも冬鳥たちが到着!
そんな鳥たちの生態を学ぶ、冬鳥の観察会での様子をご紹介します。


講師は日本野鳥の会三重から矢田先生をお招きしました。


まず野鳥についてと双眼鏡の使い方を復習したら、さっそく森に出かけます。
その途中、キンモクセイの木の下では成虫で冬を越すウラギンシジミを発見!
昆虫も好きな矢田さんからは、鳥だけでなく虫たちの話を聞くことができました。

葉っぱの裏で厳しい冬を乗り越えます。…野生の生きものは強い。頭が下がりますね。


大駐車場では定点観測を行いました。

トビがいるよ!

風に乗り青空を舞う姿、かっこいいなぁ


森の中ではウグイスやカラ類の声が聞こえます。
しっかり耳をすまして…神経を集中させます。
声で種類を特定することができると、野鳥観察の楽しみが増えますね。


そして散歩の広場では青い冬鳥、ルリビタキの声が!

姿が見れず残念… 図鑑で確認です。


遊歩道沿いでは高い木の梢をメジロが通りすぎていきました。

他の野鳥とともに群れをつくるメジロ。混群が通りすぎるときは賑やかです。


つどいの広場ではセグロセキレイが見られました。

ちょこまか歩くセキレイ、スコープで覗くとよく観察できました

全体的に鳥が少なかった今回の観察会でしたが、声のみを含め13種の野鳥を確認することが出来ました。
観察は記録をとること、続けていくことが大切と先生。
皆さんもぜひ自分のフィールドを持って観察を続けていって下さいね!

さて、次回は1月に冬鳥の観察会の開催を予定しています。
これから真冬になるにつれ、冬鳥たちの数も増えていくので、渡り始めの今回よりも冬鳥が見られるかもしれません。
とても楽しみですね。