2015年1月30日

ミツロウづくりに挑戦!

1/25は前々からやってみたかったミツロウづくりのイベントを開催しました。

そもそもの始まりは昨年の春…
県民の森でニホンミツバチの飼育を始めたことがきっかけでした。

ミツバチが生み出すものは、捨てるところがありません。
ハチミツの搾りカスからは貴重なミツロウをとることができます。
今回は出来たてのミツロウでクリームを作るまでを体験していただきました。


まずは県民の森に来てくれたニホンミツバチの写真を見ながら、生態やミツロウについて紹介をします。



ミツロウとはミツバチが巣をつくる為に分泌するロウ物質。

 巣には幼虫やさなぎ、花粉など、ミツバチたちの生活の跡がたくさん残っています。
そのままでは使えないので、巣を溶かして細かいネットでこし搾ると…


出てきました!
真っ黄色なミツロウ。
温度が下がるとどんどん固まっていきます。


200gの巣からは30gほどのミツロウが採れました。


お次はクリームづくり。
まずはビーカーに材料を量って…






湯せんをして材料を溶かします。
すべて溶けたらケースに移して、かき混ぜて固まったら完成です♪
今回は特別にニホンミツバチのハチミツ入り!
さっそく使い心地を試すみなさん。気に入ってもらえたようです。


できあがった黄色のクリームをみて
「この色はいのちの色」と言った方の言葉が印象的でした。
一匹のミツバチが一生に集めるハチミツは、小さなスプーン1杯と言われています。
ミツバチたちが分けてくれるものをぜひ大切に使いたいですね。

買えば身の回りのもののほとんどが揃う、便利な世の中だからこそ
手作りをすると気づくことがたくさんあるように思います。
小さな虫に感謝する一日でした。

2015年1月8日

雪の中で仕事はじめ

新年あけましておめでとうございます。
本年も三重県民の森をよろしくおねがいいたします。


さて、仕事はじめとなった1/4。
森は1日の夜から降った雪が残り、とても静かな朝でした。




空気が澄んで気持ちいい。
やっぱり自然の中は落ちつくなぁ…



2015年初めての仕事は全体巡回。
広い森の中を網目のようにはしる遊歩道をすべて歩き、異常がないかチェックしました。

その途中、たくさんの動物の足跡、フィールドサインを発見!

林から林へ…
または途中で寄り道してみたり…
よく利用されている道は足跡が重なっていたり…などなど
動物たちがどういう足取りを追ったのかが目に見え、面白い。
寒い森のなかでも、彼らは活発に動いていることがわかります。

ほとんどがシカやイノシシのものばかりでしたが、中にはこんな変わったサインも。


はばたきの池の周り、なんの鳥でしょう??


池にはヤマアカガエルの卵が。
12/31に卵塊があったことを鳥の先生からご報告いただきました。

 

ヤマアカガエルが卵を産むと、それを目当てにやってくるのがアオサギ。
もしかしてアオサギの足跡?

今年も卵を食べに来てるのかな…?
と、行動を想像するのも楽しいですね。
冬の森でも発見はいっぱい!

今年もこのブログやfacebookを通して、県民の森の様子をお伝えできればと思います。
そして、皆さまぜひ森に遊びにきて下さいね♪