3連休の初日、県民の森では秋の草木染め体験教室が行われました。
徐々に秋らしくなってきた森の素材を使ってハンカチを染めます。
しかも、今回は板挟みという技法を使い、幾何学模様を楽しむ染め方。
初めての板挟み、どんな作品が出来上がるのかワクワクします!
講師はいつもお世話になっている二人工房の中島さんご夫妻とスタッフの皆さん。
まず材料や染め方についてお話がありました。
カルカヤを手に説明中。
今回は自分で集めた材料だけで染液をつくります。
ということで、まずは大事な材料集めに行きましょう!みんなで森の中へ出発♪
集いの広場の土手に生えている草…
じつはこれが一つ目の色、黄色に染まるカルカヤです。
鎌で刈り取り…。 材料集めというより、なんだか草刈りみたい!?
さらに川沿いの道へ進むと、遊歩道に落ちていたのはヤシャブシ。
県民の森でもよくクラフトに使うのですが、じつはこれが2色目の材料なんです!
ヤシャブシはグレーに染まります。こげ茶色の実から想像ができない色ですね。
ヤシャブシを大きな枝ごとゲット☆笑
ふれあいの館に帰り、つぎは豆汁(ごじる)処理の仕方を習います。
草木の色素はたんぱく質があると定着するのだとか。
二人工房さんは化学薬品に頼らずに自然にやさしい大豆の汁を使って、その処理をされています。
豆を絞ると…豆汁が出てきた!
紅茶や玉ねぎなどでお家で染めてみてくださいね♪
さて、午後からは今日のメイン、板締めのはじまり。
折りたたんだハンカチを○、△、□などの板で布をぎゅっと挟みます。
スタッフのみなさんがお手伝い☆
さぁ、出来上がったらまずはカルカヤから染めてみましょう!
ぐつぐつ煮えるボールの中に、ハンカチをドボン!
染液とミョウバンを行きする間にハンカチは黄色に…
染まってきた!
みるみる色づく様子に「きれいな色~」と感激されている様子でした。
楽しみなできあがりは…?
じゃーん!すてき!
二人とも○を使っていましたが、ハンカチの折り方や挟む場所でこんなに違う模様に♪
干してみると色んな模様ができあがっていておもしろい!
今回は特別にもう1色染めてもらいました。
そう、先ほど拾ったヤシャブシです。
ヤシャブシは鉄の焙煎液に漬けるとみるみるグレーに…
マジックみたいです。
しっかりグレーに染め上げました。
さて、2回目の板締めはどんな模様になったかな…?
今度は□を使ってシンプルに!こっちも可愛い。
初めての板締め、とても楽しかったです!
参加者の皆さん、二人工房の皆さん、どうもありがとうございました。