2014年1月24日

雪の冬鳥観察会

寒さも厳しさを増し、シロハラやミヤマホオジロなど、見られる冬鳥の数が徐々に増えてきた園内。

ということで今年度2回目の冬鳥の観察会を開催しました。
前回はあまり野鳥が見られなかったので、今回は期待大!だったのですが…

なんと前日の夜から雪が降りつもり、県民の森は雪国。。。
野鳥観察には不向きですが、やってみましょう!ということで決行!

講師は野鳥の会三重より矢田さんをお招きしました。


あいにくの天気にもかかわらず、13名のかたがご参加くださり、
さっそく双眼鏡を準備して、白い森に出発!


森に入るとさらに多くなる雪。
空気も雰囲気も、いつもより静か…
鳥たちの声は聞こえるけれど、なかなか姿が見られません。

さんぽの広場では、鳥たちがよく訪れるシャシャンボの木について先生から説明がありました。
ツツジ科スノキ属のシャシャンボは秋になると小さな黒い実をたくさんつけます。
 ブルーベリーの仲間で、その実は鳥の大好物なんだそう。







そんなお話を聞いた後、うしろのシャシャンボの木にメジロの姿が!
あまり警戒していないのか、近くで見ることができました。

しばし広場で定点観測。
コゲラやシジュウカラの声が聞こえ、チラチラと姿を見せます。
必死に目をこらし、野鳥を探す大人たち!その後ろでは…

雪遊びに勤しむ子供たち☆笑


大きな雪の塊を作ったり、寝転がったりと楽しそう!


ふれあいの館へ向けて歩いている途中では…
急にやぶの中からシジュウカラが飛び出してきました。
しかもすぐ近く、双眼鏡がいらない距離です。


胸のネクタイ模様も確認でき、愛らしいシジュウカラの姿に感激されていました。
シジュウカラさんびっくりさせてしまってゴメンね。


そして、ふれあいの館にもどったらまとめの時間。
今回は声のみを含め10種の野鳥を観察することができました。
やっぱり少ないですね…。


でも講師の矢田さんは、鳥だけでなく虫の魅力も語れるお方。
成虫で冬を越すウラギンシジミやフサヤガ、カシの木に巣をつくったトゲアリなど、野鳥だけではない自然観察の楽しさを教えていただくことができました。