それにちなんで今日、「初夏の野鳥観察会」が開催されました。
ふれあいの館で今回見られそうな鳥についてのレクチャーがあったあと、自然学習展示館を抜けて、芝生広場へ。
さっそくスカッと晴れた青空にオオタカやトビが舞っているのが見えました。
「うわ、ゴマ粒みたい…」と子供たち。
確かに肉眼だと見失っちゃうくらいの小ささです(笑)
そして森に入り、遊歩道を歩いて行くと…
「ピーピョロン♪
ピッピリー、ピッピリー♪」
と、ひときわ響く澄んだ声。
キビタキです。
みんな息をひそめて声の主を探します。
声をたよりに進んでいくと…
「あ、いた!あそこ…」
葉や枝で隠れて見つけるのもけっこう難しいですが、「見えた!」といううれしそうな声も。
双眼鏡を通して間近に見る野鳥は、図鑑で見るよりも何倍にもきれいに見えますね!
開けた広場では立ち止まって定点観測。
「ビリリ、ビリリ、ビリリ…」
と鳴きながらサンショウクイが頭の上を飛んでいったり、高い木の枝にカワラヒワがとまっていたり…
他にも、「ピー↑ポー↓ピー↑♪」ととぼけた声のイカル、「ちょっとこい!ちょっとこい!」と言っているように聞こえるコジュケイなど、姿は見えなくても、声だけは聞けた鳥たちもたくさんいました。
こうして、今回観測できた鳥は16種類。
先生によると、今年は例年に比べてみられる種類が少ないそうですが、そんな中でもまずまずの成果でした。
森の中を歩くだけでも気持ちがいいこの季節ですが、せっかくの愛鳥週間、散策のときはぜひ双眼鏡を片手に、森の小鳥を探してみてください。