植物たちが勢いを増す5月にも、春とは顔触れの変わったたくさんの野草たちが皆さんを出迎えてくれます。
そんな5月の野草を観察する「五月の草花観察会」。
県民の森ボランティアグループ「モリメイト」で野草保護活動の先頭に立つ和田さんに講師となっていただき、開催です!
まずはちょっとした実験。
カタバミの花に段ボールをかぶせておくとどうなるかな?
結果は帰りのお楽しみです。
今回は自然観察会でおなじみの「自然の森」ではなく「野鳥の森」を中心に歩きます。
道すがら見ることのできる花々を和田さんが丁寧に解説。
花が開かなくても実をつけるスミレの閉鎖花についてや、粉のような種子をつくるランの戦略についてなど、ふだんガイドをしているスタッフも知らない話がたくさん!
ちょうどこの時期に見られる貴重な花々もたくさん見ることができました。
そして森がにぎやかになったこの季節、出迎えてくれるのは草花たちだけではなく― ヤマビルの襲撃に悲鳴をあげたり、キビタキの声がBGMになったり、獣の糞の中からオオセンチコガネを掘り出したりと、とっても盛りだくさん♪
オオセンチコガネが大量に!
今回見た草花の中には、盗掘などによって貴重なものになってしまったものもあります。
「やっぱり野草は自然の中で見るのが一番!」
そんな思いを多くの人がもってもらえたら、と願わずにはいられない観察会となりました。
ひっそりと咲くシライトソウ。やはり数を減らしているそうです。
おっと、ところで最初の実験の結果は…
カタバミは暗くなると花を閉じて、まるで眠っているようになるんです。知ってましたか?