5月も後半。
森の緑は日に日に深くなっていきます。
そんな緑をモリモリ食べて、成長するのがチョウやガの幼虫たち!
遊歩道沿いでもその姿を観察することができます。
今日は、そのちびっこたちを紹介しますね☆
しっかりコナラの葉にしがみついていたのは、ヤママユ。
まだちっちゃい♪
ヤママユは日本の代表的な大型の蛾です。
そして、その繭はきれいな緑色…。この繭からとられた絹糸は天蚕糸と呼ばれ、高価なのだそう。
是非、この子たちが繭を作るところから見てみたいものです。
そして、こちらも森で繭を良く見かける…
ウスタビガ。
ウスタビガもヤママユと同じく大型の蛾で、成虫はとても美しい。
水色の突起がポイントの幼虫は、触ると「キー」と鳴くので、なかなか愛嬌があります。
(ウスタビガは危険を感じるから鳴いているのでしょうが…。ごめんね。)
次にアラカシの葉の裏にいたのは、ムラサキシジミの幼虫。
ぺったんこの幼虫は、写真でも見にくいかもしれません。
ん?アリがいる?
実はこの様子、アリに襲われているのではないのです。
ムラサキシジミは体から蜜を出してアリを集め、天敵から身を守っています。
共生しているのですね☆
そして、成長の様子をぜひ皆さんにも見て頂きたい…ということで
ただいま自然学習展示館では幼虫たちの展示飼育中!
他にもキアゲハや蝶の先生たちから頂いた、オオムラサキ・ゴマダラチョウ・オオヒカゲなど
森のちびっこ大集合♪
意外と知らない蝶や蛾の幼虫の時。間近に観察できる機会です。
自然学習展示館にお越しの際は、ぜひ水槽の中を覗いてみてくださいね。