5月12日。
前日の雨が上がり、とっても良い天気♪
初夏の草花の季節を迎えた県民の森で、五月の草花観察会を開催しました。
講師をして下さるのはモリメイトの和田孝浩さん。
和田さんは植物にお詳しく、モリメイトの植物保護活動でもお世話になっています。
今回のコースは野鳥の森がメイン。
さっそく森に出かけます。
日差しが強く暑いくらい…
その道中、ある植物で実験。
ハートの形の葉っぱが三つ。
黄色い小さな花をパッと開いているこの植物。
よく見かけるカタバミです。
そのカタバミに箱をかぶせておいたのですが、
どうなっていると思いますか?
箱を取ると…
あれ。葉っぱも花も閉じてる。
じつはこのカタバミ、夜は葉も花も閉じて寝てしまうのだそう。
暗くしておいたので、まだ夜だと思っていたのですね。
急に明るくなって、ビックリしたかもしれません。
ルーペでしっかり観察中!
さて、坂道を登って野鳥の森へ…
道沿いには色んな草花が生えています。
気になる草花があると参加者から先生に質問が。
小さく可愛らしい姿から「稚児百合」と名付けられたそう。
子どもさんもしっかりメモをとる姿が見られました。
先生もきっと嬉しかったはず。いっぱい勉強してね。
ヒメハギもありました。
小さいですが、可愛らしい花をしています。
フワフワの付属体がポイント。
みなさんルーペを取り出し、先生の話を聞きながら花のつくりを観察します。
ミクロの世界で見ると、気づきが多く面白いです。
貴重なランの仲間も咲いていました。
タブレットを使って、詳しく説明中。
オオセンチコガネも発見!
さて、この花の茎。
ある生きものに似ていることから名前が付きました。
まだら模様。
植物の正体はマムシグサ。
このマムシグサは草丈の大きさによって雌雄が変わります。
小さい株は雄で、大きい株は雌になるそう。
花びらに見える葉っぱ、仏炎苞を剥いてみると
小さい株は♂
大きな株は♀
「へぇ~!」と皆さんびっくり。
不思議ですね!
秋になると真っ赤な実ができるんですって。
ちょっと毒々しい感じでした。
実際に生えている姿を見て観察すると、図鑑では分からないことがたくさん見えますね。
和田先生、参加して下さった皆様。楽しい観察会をどうもありがとうございました。