さて、引き続き午後は標本教室。
チョウを始めとした昆虫や植物などは、標本があって初めて証拠や資料となります。
今回は正しい標本の作り方と、なぜ標本が必要なのかについて先生からお話がありました。
まずは標本づくりの基本、展翅をマスターしましょう!
展翅は左右対称に留めていくのがポイント☆
最初はアゲハチョウの仲間など、大きなチョウから練習していくと良いとのこと。
先生がオオムラサキやアサギマダラなどを用意して下さいました。
そして、せっかくの機会。
自分で採集したチョウを標本にする子どもさんも。
こちらはチョウの観察会でつかまえたモンキアゲハ。
まずは胸のところにまっすぐにピンをさして…
真剣な表情。
展翅板に留めたら、今度は羽をそっと広げていきます。
まずは先生がコツを伝授。
破らないように気を付けて…
1つ出来上がると、2つ、3つとだんだん上達していく子どもたち。
親子で楽しそうに作業をする姿も見られました。
展翅ができあがると、もうひとつ大切なのはラベルをつけておくこと。
種名、日付、採集場所、採集者を忘れずに!
図鑑でチョウの種類を調べます。
お父さんお母さんが熱心に展翅をする姿も!とても印象的でした。
ご自身でつかまえたカラスアゲハを展翅中
お母さんかっこいいですね☆
子どもさんの作業を手伝ううちに楽しくなってしまったそう。
とてもお上手です。
小さくて難しいシジミチョウはお父さん作。
初めてとは思えません…
先生からはアサギマダラについて説明がありました。
アサギマダラは旅するチョウとして有名。その移動距離は二千キロ以上に及びます。
全国的にマーキングによる調査が行われており、もし羽に文字が書いてあるアサギマダラを見つけたら県民の森へ連絡してね!と先生。
実際に先生が見つけたマーキングされたチョウを見せて頂きました。
旅するチョウがどこからやってきたかを知ることが出来るなんて、夢がありますね。
標本と記念写真☆
チョウの観察会に標本教室と、盛りだくさんな一日。
子どもさんだけでなくご両親も一緒に、森でチョウを追いかけ、遊びながら学んで頂けたようで嬉しく思います。
先生方、皆さま、ありがとうございました。