ゆうや~けこやけ~の、あかとんぼ~♪
という童謡でもおなじみの赤とんぼ、県民の森でもよく飛んでいます。
でも、実は赤とんぼという種類のトンボはいません。
アキアカネやナツアカネ、ウスバキトンボなど、赤っぽい体色をしたトンボの総称なんです。
今日はそんなことも勉強しながらのトンボ観察会。
水辺の近くを散策しながら、トンボをつかまえての観察会です。
まず、流れの広場で出迎えてくれたのはコオニヤンマ。
でも飛ぶのが速い!「あ~、そっちいった!」「惜しい!」とみんなで姿を追いながら子どもたちが追いかけ回しますが、なかなかつかまえられません^^;
さすがはキング・オブ・トンボと呼ばれるオニヤンマの仲間です。
それでも、トンボ池の周辺ではみなさん頑張ってたくさんの種類をつかまえることができました。
青い色のシオカラトンボ、鮮やかな黄色のキイトトンボ、白い斑点が目立つコシアキトンボなど、色とりどりのトンボたち。
赤とんぼの仲間もアキアカネやミヤマアカネ、ショウジョウトンボとばっちり確認できました。
帰り道では苦戦しながらもサナエトンボ(の仲間)をつかまえるという成果もあり、確認できたトンボは全部で11種類。
暑い天気でしたが、夢中になって体を動かした汗は気持ちいいものですね。
それにしても、講師の先生によると赤とんぼの代表、アキアカネが最近激減しているそうです。稲作の時期が変わってきていることから、田んぼに卵を産むアキアカネが影響を受けているのでは?とのことでしたが、日本の風物詩、赤とんぼが見れなくなるのはなんとも悲しいことです。
人間の活動と共存してきたトンボですが、これからもずっと見られるようにしていきたいものです。