県民の森の夏休み特別企画「虫ハカセになろうシリーズ」
早くも第5弾となりました。
今回は“三重クモ談話会”の先生をお迎えして、クモの観察会の始まりです。
クモ…と聞くと苦手な方も多いはず。
「クモが好きですか?」のアンケートでは、嫌いの割合は子どもの頃より大人になってからの方が増える、と先生。
今日も同じ質問をしてみましたが、大人の方にクモが嫌い、苦手な方がちらほら…
けれど、映画スパイダーマンが始まってから、クモに興味をもたれる方が増えたそうですよ。
スパイダーマンはかっこいいですものね☆
まず最初に、太田先生からクモの採集の方法について説明がありました。
先生お手製の採集器
クモの捕り方と注意が解ったあとは、それを実践すべくフィールドへ!
どんな種類のクモが見つけられるかな?
と、さっそくクモの巣を発見!ふれあいの館の前、ツツジの垣根です。
先生の指す方には棚網が…
棚網をつくるのはタナグモの仲間。
今度はススキをくるくる巻いた巣を発見!
熱心にお話を聞く子どもたち。
巣の主はハマキフクログモでした。
武藤先生が図鑑を開いて教えてくれます。
次は場所を替えて、東屋にもクモがいるかな?
頑張って探してます!
こちらは森で2匹ゲット☆
やったねー♪いい笑顔!
約1時間の採集の時間。
子ども達は夢中でクモを探し、捕まえていました。
先生に名前を教えてもらいに行き、それを繰り返すうちにクモの見分けを覚える子も。
さすが、子どもたちは早いなぁ。
お母さん達もだんだん積極的になり、子どもさんと協力して採集していた姿が印象的でした。
さぁ、ふれあいの館に戻ってクモの名前を調べてみましょう!
採集したクモたち。
名前の分からないクモは先生が名前を教えてくれます。
みんな並んで順番待ち。
今日見つけたクモはニホンヒメグモ、シラヒゲハエトリ、オナガグモ、ハリゲコモリグモなどなど
15種類を見つけることが出来ました!
その後採集したクモは森へ返しましたが、希望者には標本づくりも。
クモはアルコールで漬けて標本にします。
こんなおもしろい標本も!
先生が見せてくれたのは、クモの巣の標本です。目が細かくてレース編のよう。
次回はクモの巣の標本づくりも教えてもらいたいですね☆
今日一日。クモの不思議な世界を知って“苦手だったクモが嫌いじゃなくなった”との声があったのがとても嬉しかったです。
みなさんの熱心な姿に、先生方も喜んで下さっていました。