ノスタルジーを感じさせる秋の風物詩ですよね。
でも、赤とんぼという種類のとんぼはいません。
「赤とんぼ」とはアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ミヤマアカネなどなど…赤っぽい色をしたたくさんのトンボの総称なんです。
そのなかの一種、アキアカネは初夏に田んぼや畑で羽化した後、夏の間を標高の高い涼しいところで過ごし、秋になるとまた低地に戻っていくという旅をするトンボとして知られています。
胸に二本の黒い筋がある赤とんぼ、アキアカネ。
御在所岳の山頂では、夏休みの間、このアキアカネがたくさんやってくるため、捕まえたアキアカネに「Gマーク」をつけて、どこへ戻っていくのか調査する「赤とんぼマーキング」が長年続けられています。
遠くは福井県でGマークのついたアキアカネが発見されたこともあるのだとか。
それでも今までの発見例は20数件ほどで、どこから来て、どこへ行くのかまだまだ謎の部分が多いそうです。
それならば!御在所岳のふもとに近い県民の森でも、Gマークを探してみようじゃないか!!
こうして15日から17日の三連休で開催された「赤とんぼマーキング~Gマークを探せ!~」。
Gマークを探すと同時に、「Mマーク」を付けることにより、県民の森から旅立ったアキアカネをどこかで見つけてもらおうという企画です。
ところが、台風接近により3日間とも生憎の天気…
天気がいいとたくさんの赤とんぼが見られる広場もずいぶん寂しい状態でした。
そんななかでも参加してくれた親子連れの皆さん、頑張って赤とんぼを追いかけてくれました。
中には子供以上にトンボとりに熱中する大人の姿も♪
御在所山頂でのマーキングに参加した家族もいて、悪天候の割には思ったより多くのトンボにマーキングすることができました。
赤とんぼじゃないトンボもゲット!オナガサナエかな?
一旦終了のこの企画ですが、まだまだ赤とんぼの季節。
これで終わりにするのはもったいない!
ということで、今週末22日、23日も延長戦として赤とんぼマーキングを行います。
トンボ捕りに自信のある皆さんのご参加をお待ちしております!
もしGマークを見つけたらニュースになるかもしれませんよ!!