夏休み三連休の最終日は自由研究にオススメなシリーズ企画「チョウの幼虫を飼ってみよう」を開催しました。
県民の森ではチョウの観察会でおなじみ、井原先生をお招きし、チョウの幼虫の飼い方について学びます。
まずはふれあいの館で、今回皆さんに飼育観察してもらう「ツマグロヒョウモン」について学びます。
ひょう柄模様のオレンジの羽が美しいツマグロヒョウモン。
かつては暖かい地域でしか見られなかったが、気候や環境の変化などで生息地域が広がっているそう。
県民の森でもよく見られるチョウの一つです。
虫たちが環境の変化を教えてくれるのですね。
さて、ツマグロヒョウモンについて学んだあとは、幼虫がどんな環境にいるのか実際に見に行きます。
遊歩道沿いを歩いて行くと、目の前に小さなチョウがひらひら。
「ヤマトシジミだね」と先生。
足元にはヤマトシジミの幼虫が好きなカタバミが生えていました。
そして、産みつけられたとっても小さな卵を葉の裏から見つけ出し、教えてくれました。
幼虫もちっちゃい!!図鑑で確認です。
ツマグロヒョウモンの食草(幼虫が食べる植物)はスミレとその仲間。
スミレの葉っぱを教えてもらい、幼虫を探してみます。
展示館の周りにあるスミレ。幼虫はいるかな?
「あー!いたいた!」
さっそく幼虫発見です!
黒い体に赤いトゲトゲのツマグロヒョウモンの幼虫。
毒々しいですが、毒は無く刺すこともありません。
初めは見ているだけだった子どもたちも、いつの間にか手のひらに乗せて仲よしに!
「ここにもいたよー!かわい~」とたくさん幼虫を集めていました。
ふれあいの館に戻ると幼虫の飼育セットづくり。
スミレの葉っぱを入れて出来上がり!
飼い方のポイントや、これからの成長の様子、そして一番楽しみな羽化について教えてもらいました。オス、メス、どっちが出てくるかな?
シリーズ第二回は8/3。
参加者の観察絵日記と幼虫の成長が楽しみです。
みんな大事に育ててね♪