10月に入り、朝晩は肌寒く感じるようになりましたね。
展望台広場のケヤキが徐々に黄色くなり始め、サクラも色付いた葉を見つけられるようになりました。ケヤキ、サクラは森で最初に紅葉する木です。
おや。
岩の上にも枯れ葉が一枚…
秋ですねぇ。
ん?
でもこの葉っぱ、近づくと逃げた!!
無事止まってくれました…
枯れ葉の正体はアケビコノハという蛾。
じつは展示館で幼虫から飼育をしていたのですが、先日羽化してくれました。
その羽は葉脈や菌類がついたような模様まで再現されており、まさに枯れ葉そのもの。
見れば見るほど感心してしまいます。
(ちなみに、右側が頭で目や足が出ているのがわかりますか?)
きっと落ち葉の中にとまってしまったら見つけ出すのは難しいでしょうね…。
反対に隠れている下の羽は鮮やかなオレンジ色をしていて、飛び立つとその色のギャップに驚いてしまいました。
そして、このアケビコノハは幼虫の時も個性的な姿なんです。
茶色い体に黄色や青と白で描かれる、細かな模様。
そしてお腹にはトレードマークの大きな目玉模様が二つ!
「じーっ」
こちらを見ているようにも見えますね…
ちゃんと目玉は目立つように、黒で縁取りがされているんですよ。
写真のように足を上にあげるのが図鑑でよく見るお決まりのポーズです。
本当に図鑑と一緒で感激してしまいました!
うーん。見れば見るほど不思議。
そして、自然は感心することばかりです。