毎年恒例、秋のキノコ観察会。
夏の観察会に続き、今回も雨のタイミングがずれ…。
キノコの発生が心配でしたが、二日前に降った雨が菌糸を元気にしてくれていますように!
講師はいつもお馴染のみえ菌輪の会から三輪さんとメンバーの皆さんをお招きしました。
まずはふれあいの館でキノコの採取の仕方について学びます。
キノコの見分けは土に隠れた部分も大切。
忘れ物がないように、全部採取するようにしましょうね。
参加者の皆さんは、森に入ると徐々に目が慣れていく様子。
とっても小さなキノコも探しだしていました。
とくに子どもたちの発見力は素晴らしいです☆
今回の参加者はみえ菌輪の会のメンバーさんを含めて45名と大人数!
たくさんの目でどんなキノコが見つけられたか楽しみですね。
ふれあいの館にもどると、それぞれ採取したキノコを自分たちで調べてもらいました。
難しいキノコの同定ですが、菌輪の会のみなさんが助け舟にヒントを出す場面も見られ
調べたキノコの種名が正解していると嬉しそうでした。
種類ごとの特徴をつかめるようになるとより楽しいですね♪
最後のまとめに、今回採取したキノコの中から特徴的なものを紹介します。
色、形、質感、軸の裂け方や変色、そして匂いなどなど…
見分けの決め手はたくさんあります。
キノコのさまざまな特徴を知り参加者も興味深そうな様子。
そして毎年見つかるキノコのたまご。
今年は6個も発見されました。
ぷよぷよで触るときもちいい~♪と触感が人気。
せっかくなので、それぞれ中身を見てみます。
半分に切ってみると…
二種類のキノコがありました。
左はスッポンタケ、右はカゴタケ。
外見は一緒の幼菌ですが、その中身を見くらべるのは面白いですね。
キノコが少ない…と嘆いていましたが
終わってみると59種を数え、初記録のリュウコクヒナベニタケ(仮)や珍菌カゴタケの幼菌などを見ることができました。
秋晴れのもと、秋めいた森を歩くのは心地よく、キノコ探しを楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ぜひお家のまわりでもキノコ観察を継続していただければと思います。
参加者の皆さま、三輪先生、そして菌輪の会の皆さま。どうもありがとうございました。