「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数うれば 七種の花…」
山上憶良が詠んだこの歌にある七つの野草「秋の七草」。
フジバカマやカワラナデシコ、キキョウなど昔はどこでも普通に見られた花たちですが、里山に手が入らなくなったり、シカに食べられたりして数を減らしています。
今回、みどりの少年隊の花壇植栽では、なかなか見ることも減りつつあるこの「秋の七草」を中心に、野草たちを植えて頂きました。
いままではパンジーやローズマリーといった園芸の花を植えていた花壇ですが、今年はがらりと趣向が変わります。
心配していた天気も良くなり作業しやすい天気の中での作業。
たくさんの苗が植えられ、花壇も賑やかになりました。
まだ花がついていないのでちょっと地味かな…(汗)。
でも、野草たちが育って花を咲かせてくれると一気に華やかになることでしょう。
そしてこの花壇の楽しみ方は花を愛でるだけではありません。
今回植えたフジバカマは旅をするチョウ、アサギマダラがよく蜜を吸いにくる花としても知られています。
たくさんのアサギマダラが旅の途中で休憩している姿を県民の森で見ることができるかも…そんな期待を抱かずにはいられません!
みどりの少年隊のみなさんには余った時間で、芝生広場の草取りもしていただきました。
職員だけでは手が回らない部分も手伝っていただき感謝、感謝です。
ありがとうございました!