みなさん、この幼虫をご存知ですか?
以前、このブログにも登場してくれたチョウの幼虫なんですが…
正解はアオスジアゲハの幼虫!
模様は少なく、明るい緑色の体にある黄色いすじと三角つのが特徴。
アオスジアゲハも他のアゲハチョウの幼虫同様、臭角をもっていますが
何故かめったに怒りません。
幼虫が苦手な方には伝わりにくいかと思いますが、
飼育観察していると、チョウの種類によって幼虫の性格が違うようで、その様子は本当に興味深く面白いです。
アオスジアゲハはのんびーり、ゆっくりー。
その様子が可愛らしく、ついついナデナデ。
そうして大事に育ててきたアオスジアゲハの幼虫。
秋も深まり、次々にサナギに変化していきました。
アオスジアゲハのサナギ、見たことありますか?
写真ではわかりづらいですが、キレイな淡い緑色をしています。
サナギを見ていると…
なるほど、あの葉っぱにそっくり!
その葉っぱとは…
クスノキ!(の葉っぱの裏)
並べてみると似ていませんか?
クスノキの葉の特徴は、はっきりと分かる三本の葉脈です。
そして、クスノキを代表としたクスノキ科のタブノキ、シロダモを食草とするアオスジアゲハの幼虫。
そのサナギは色も線も、クスノキの葉の裏にそっくり。
なんてよく出来ていてきれいなんだろう。
森のなかで重なり茂る葉の裏に、この小さなサナギを見つけるのは難しいでしょうね。
自然てほんとうに不思議だなぁ。
日々、発見するたび素晴らしさを感じます。
それを教えてくれたアオスジアゲハ。
来年、無事に羽化してね。