2012年10月12日

へんしーん!


学習展示館で展示飼育していたチョウやスズメガたち。
最近、そのチョウが羽化のシーズンを迎えています。



さて。
この子はだーれ?




正面から見ると、すこし間の抜けた顔がかわいい!




横からみると… 




アオスジアゲハでしたー

アオスジアゲハの幼虫はハエの寄生率が高く、やっと見ることのできた成虫。
羽の白い部分は燐粉がなく光に透けるとキレイです。



さて、次は?

スイカズラにぶら下がっていた謎のサナギ。
正体が知りたくて連れてきましたが
中から出てきたのは…

ホシヒメホウジャクでしたー

写真ではわかりにくいですが、大きめのお腹は上にそっていて、羽もゴツゴツしています。
よく見るとカッコイイ!けど、ほんとうに飛べるのかな…。と心配になる体つき。



 そして、やっとチョウが羽化しているところを見ることができました!

いつも見逃すまい!と気をつけていても、見れずにいた羽化の瞬間。
今回は殻が割れるところから抜け出るところまで、しっかり見ることができました。



クロアゲハが触角を抜き出す瞬間。


わずか5分ほどだった羽化の時間。
夢中で見ていた私は、もう少し長い時間だったように感じ、
幼虫だった時のことを思い返しさらに感動したのでした。
とても貴重な時間でした。


こちらはルリタテハ。
幼虫の時はトゲトゲで、いかにも刺すぞー!という姿をしていますが…
実は無毒。

ほんとによく食べる子たちで、エサ取りも大変でした。



一見地味ですが、キレイな青い色を隠しています。


他にもキアゲハ、ムラサキシジミ、オオスカシバとまだまだこれから沢山のチョウやスズメガたちが羽化をします。
運が良ければその瞬間を見ることができるかも!


展示館を訪れた際は、是非チョウの水槽の中をのぞいてみてくださいね。



2012年10月9日

中学生のお仕事体験


10/4、5日と三重県民の森には、中学生の男の子達が職場体験に来てくれました。


県民の森のお仕事と一口にいっても…

毎日の巡回から、園内の草刈り、整備、生きものの世話に調査、イベントなどなど…
本当に色んなお仕事があります。
何の仕事をお願いしようかと迷うところ。

広い園内には先日の台風の爪痕がところどころに残っています。
そこで、午前中は二班に分かれて遊歩道の整備と、池の砂出しを手伝ってもらうことにしました。



こちらは遊歩道の整備チーム。
砂利をバケツで運びます。


えっさほいさ。

逞しい姿!


雨で土が流された場所に砂利をいれていきます。




一方、こちらは池の砂出しチーム。
ずいぶん浅くなってしまった池から、どんどん砂を取り除いていきます。


どちらも体力勝負のお仕事。
暑い日でしたが、みなさん頑張って作業をしてくれました。




そして午後は…

虫取りが好きだという彼らにぴったりの作業。

園内に生息する昆虫を調査し、標本をつくるための昆虫採集です。
森の中へいってらっしゃい!


メスグロヒョウモンを発見!


風が強く虫が少ない日でしたが、それぞれにキチョウ・アキアカネなどを捕まえる事ができました。


次にお願いしたのはカエルのえさやり。

展示館で飼育しているモリアオガエル。
彼らのごはんは生きている昆虫です。
毎日のエサ集めがなかなか大変…

たくさんの虫を捕まえてきてくれて、カエルたちも満腹の様子でした。


飛びつくカエルたち

 これで一日目が終了。




二日目は午前、午後と花壇の整備をお願いしました。

草が生い茂った荒れ地が、見事に花壇らしくなりました。
今月末にはみどりの少年隊によって花が植えられる予定です。



そして最後に、一日目に採集した虫で標本づくり。




自分で捕った昆虫の名前を調べて、展翅をします。
みんな慣れない細かい作業に四苦八苦。
それでも、できあがった標本を並べると、なかなか様になっていました。

こうして生きものの学習教材、展示物をつくるのも県民の森の仕事の1つなんです。



二日間いろいろな作業を終えた後の感想は「楽しかった!」

もちろん、公園の管理は大変なこともたくさんあります。
でも、自然が好きなら、生きものが好きなら、きっと楽しい仕事になるはず。

そんな仕事の一端を中学生に体感してもらえたのではないでしょうか。


彼ら若い世代がこうした仕事に興味を持ってもらうことに期待です。


みなさんお疲れ様でした!!


2012年10月4日

森林と親しむイベントin県民の森


9月29日、県民の森では三重県主催 「森林と親しむイベントin県民の森」が開催されました。


イベントのテーマは「森へ行こう」。
樹木医さんのお仕事見学、木工教室、自然観察会と森の魅力を再発見できる体験がいっぱいです。


今回、県民の森の担当は自然観察会。

さぁ、どんな生きものたちに出会えるかな?
秋が深まるフィールドに出かけましょう!


まずは…
会場の側にあるこの木。
「知ってる人はいるかな~?」

ボサボサ帽子をかぶった、丸いドングリのなる木といえば…
そう、クヌギの木です。

どんぐりの実が分かるかな?


カブトムシやクワガタを採りたい時は、この木を覚えておくといいよー!と虫取りのヒントも。
カブトもクワガタもクヌギの樹液が大好きなのです。


続いてつどいの広場へ。
草の上を歩くと、隠れていた虫達がピョコピョコ飛び出します!
さぁ、虫と追いかけっこのスタートです☆

みなさん、トンボやシジミチョウ、バッタ、カマキリ、コオロギなどを捕まえ、観察することができました。


赤トンボの見分け方の説明中。
胸や顔の模様や羽で種類を見分けます。


そのほか広場の周りでは、イノシシがミミズを探した跡や、シカが角を研いだ跡を見つけることができました!
いろんな生きものがこの森で生きていることがわかりますね。



さて、つどいの広場を抜けたら、森の中へ進みます…

心地のよい森の中。

秋の花のイヌタデ、ゲンノショウコ、キツネノマゴなどがみられました。

そして、見つけたヒヨドリバナ。
ヒヨドリバナは、旅するチョウ「アサギマダラ」が吸蜜しに訪れる花です。

図鑑でアサギマダラの説明中

このチョウは2000キロ以上もの距離を飛んだ記録もあり、全国的にマーキングによる調査がおこなわれています。
今日は出会うことが出来ませんでしたが、優雅に飛ぶ姿からは想像できない大冒険ですね。



そして最後は、カエルがエサを食べるところを見てみよう!
という事で、展示館で飼育しているモリアオガエルたちに登場してもらいました~

動いているものにはとりあえず飛びつくモリアオガエル。
「ちょっと無理じゃないの?」
と思わず止めたくなるような、自分の体より大きい虫でも飲み込んでしまいます。

カエルの食事を初めて見る方が多いようで、ときおり「おーっ」という声もあがり、みなさん熱心に観察をしていました。



「すごーい!」と子ども達。


写真は撮れませんでしたが、違うブースで行われていた大杉谷自然学校さんの丸太のパズルと写真立てづくりも楽しそうでしたー!

そして、最後の樹木医さんのお仕事見学。
お手植えヒノキの幹割れの治療と、根の張りを良くするため一部の土に改良が行われました。樹木医さんいわく、一番大切なのは土なのだそう。私たちも勉強になりました。

そして作業が終わる頃雨が…
台風が近づいていましたが、天気がもってくれてよかったよかった。

みなさん今日一日で、森にかかわる色んな体験をして頂けたのではないでしょうか!



是非、これからもお近くの森へ遊びに行ってみて下さいね。

 

2012年9月18日

旅するトンボを追え!

この季節、空を埋めるようにとんでいる赤とんぼ。
ノスタルジーを感じさせる秋の風物詩ですよね。


でも、赤とんぼという種類のとんぼはいません。
「赤とんぼ」とはアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ミヤマアカネなどなど…赤っぽい色をしたたくさんのトンボの総称なんです。

そのなかの一種、アキアカネは初夏に田んぼや畑で羽化した後、夏の間を標高の高い涼しいところで過ごし、秋になるとまた低地に戻っていくという旅をするトンボとして知られています。

胸に二本の黒い筋がある赤とんぼ、アキアカネ。


御在所岳の山頂では、夏休みの間、このアキアカネがたくさんやってくるため、捕まえたアキアカネに「Gマーク」をつけて、どこへ戻っていくのか調査する「赤とんぼマーキング」が長年続けられています。

遠くは福井県でGマークのついたアキアカネが発見されたこともあるのだとか。
それでも今までの発見例は20数件ほどで、どこから来て、どこへ行くのかまだまだ謎の部分が多いそうです。



それならば!御在所岳のふもとに近い県民の森でも、Gマークを探してみようじゃないか!!

こうして15日から17日の三連休で開催された「赤とんぼマーキング~Gマークを探せ!~」。

Gマークを探すと同時に、「Mマーク」を付けることにより、県民の森から旅立ったアキアカネをどこかで見つけてもらおうという企画です。



ところが、台風接近により3日間とも生憎の天気…
天気がいいとたくさんの赤とんぼが見られる広場もずいぶん寂しい状態でした。


そんななかでも参加してくれた親子連れの皆さん、頑張って赤とんぼを追いかけてくれました。


中には子供以上にトンボとりに熱中する大人の姿も♪


御在所山頂でのマーキングに参加した家族もいて、悪天候の割には思ったより多くのトンボにマーキングすることができました。


赤とんぼじゃないトンボもゲット!オナガサナエかな?



一旦終了のこの企画ですが、まだまだ赤とんぼの季節。

これで終わりにするのはもったいない!



ということで、今週末22日、23日も延長戦として赤とんぼマーキングを行います。

トンボ捕りに自信のある皆さんのご参加をお待ちしております!
もしGマークを見つけたらニュースになるかもしれませんよ!!


2012年9月15日

そっと咲いてる秋の花


今年は残暑が厳しいので、日中はまだまだ暑いですが
9月も中旬に入ると、森の雰囲気が夏から秋にかわり始めたのがよく分かるようになりました。

その1つが草花たち。
キンミズヒキ、オトコエシにヒヨドリバナなど、秋の草花が咲き始めた園内。
クズの花もいい香りです。


そして今日の巡回中に、ちいさな秋を1つ発見!


楽しみにしていたツルリンドウの花が開花していました。
嬉しいことに、虫に食べられずに花弁はきれいなまま☆

木にくるくる巻きついて、地面から5センチほどのところで咲いていました。



花はリンドウ特有の形をしています。
春に咲くハルリンドウは華やかですが、ツルリンドウは控えめでどちらかと地味なイメージ。



ですが近くでみると…

なんとも清楚で可憐な花。



 

色づきがほんのりとした花弁は少し色っぽいような印象もうけます。
蕾がいくつかついていたので、今から順に咲いていくことでしょう。

巡回の楽しみが一つふえ、嬉しくなってしまいました。


2012年9月9日

フリフリ♪踊るアイスづくり


今日は初めてのイベント、アイスづくりの日!

というのに、天気はあいにくの雨。
二日前まで暑い日が続いていたのに…。
残念。

そんな天気の中、参加してくださった皆さま。
フリフリ♪アイスをみんなでつくりました~


まずはアイスづくりの説明から。

今回は牛乳と卵を使ったミルクアイスと、オレンジ・グレープ・リンゴのジュースから好きな味を選んでシャーベットを作ります!

まずはミルクアイスから。
アイスの素は牛乳・卵黄・砂糖にバニラエッセンス。
それをよーくまぜ…小さな袋にいれます。

別の袋に氷とお塩を入れると、あら不思議!
氷がいつもより冷たく-15℃くらいまで温度が下がります。

氷の袋の中に口をしっかり閉めたアイスの素をいれ、準備OK!


さぁ、みんなで一斉にフリフリタイムのスタート!!!


家族三人でフリフリ!
みなさん音楽に合わせて楽しそうでした。


アイスが固まるのは5分ほど。
だんだん固まりはじめ …


完成の様子。意外に早く固まります。


アイスが出来上がると試食タイム~♪

美味しくできたかな?

今日はアイスにかけるソースも3種類ご用意。
ヤマモモ、桑の実にブルーベリーと、どれも森の近くの木からとれたもの。
甘酸っぱいソースはバニラアイスにぴったりです☆



ミルクアイスの次はシャーベットづくり。


中身を変えるだけで色んなアイスやシャーベットができるので面白い!


今日はグレープが一番人気でした。

涼しげなガラスの器に盛り付けて完成です☆


氷にお塩を入れてふるだけなのに、アイスが出来てしまうなんて不思議ですね。
お家にあるもので簡単にできるので、是非ご家庭でもお試しください!



2012年9月3日

夏過ぎて…きのこ再び

最近は突然、大雨が降る事が多くなりましたね。

8月も終わりましたが、まだまだ暑いので、とっても蒸します…。


そして、こんな蒸し暑さだと元気になるのがキノコたち。


真夏には影をひそめていましたが、暑さのピークを越えて、またキノコにとってちょうどいい気候になってきたようです。


真っ白でトゲトゲのシロオニタケ


マツオウジ。初夏からずっと出っぱなしです。息が長いですね~。


中でもたくさん見られるのは、傘の裏側がひだではなく網状になっているきのこ、イグチの仲間。

菊の花模様のキクメイグチ キクバナイグチ

スラリと伸びるベニイグチ


双子のオオコゲチャイグチ。巨大なきのこです。


 オレンジ色のイグチの仲間。


こんなに固まって生えていることも。


まだまだ主役は夏のきのこたちですが、これから涼しくなっていくにつれて、秋のきのこたちが顔を出してきます。

そして10月には「秋のきのこ観察会」。
今年はどんなきのこに出会えるかな~?