久しぶりに見た青い空と暖かな日ざしに包まれた、絶好のお散歩日和の「シデコブシ観察会」です。
今回、講師をして下さったのは桐生先生。
今のシーズンは山菜の講座をよくされるということで、足元の草花を観察しつつ、シデコブシの観察ポイントに向かいます。
先生のお話はどれも興味深く、楽しいものばかりで…
時折、食べられる植物をつまみつつ、万葉集にでてくる草花のお話などを聞きながらの移動となりました。
先生、アケビの新芽を食べています。(おススメは天ぷらだとか)
そして、シデコブシを間近で観察できるポイントに到着!
なかなか気温が上がらなかった為か、まだ蕾のものが多数ありました。
シデコブシは日本固有の植物で、自生地は伊勢湾を取り巻くせまい範囲に限られています。三重県の菰野町をはじめとする北勢地方は、日本におけるシデコブシの天然分布の西限になります。
この田光の自生地には、他にもシラタマホシクサやミカワバイケイソウなど東海地方でしか見られない貴重な湿地性植物も自生しています。
そんなお話を伺いながら、実際にシデコブシの花の構造を近くで観察。
種子植物のなかでも原始的な形態を留めているシデコブシ。
近くでみると、淡いピンクがより美しく、モクレンより繊細な感じがします。
帰り道では、湿地帯の道なき道を進むという、ちょっとした探検。
どんぐりやモコモコのゼンマイを観察しつつ、先生の軽妙なトークも楽しめました。
一日お天気に恵まれての、楽しい観察会。
みなさま、ありがとうございました。